> レビュー 2003年7月7日 08:52 PM 更新

AVクリエイティブ機能を満載したLaVieシリーズのフラッグシップ
NEC LaVie T LT500/5D(1/3)

製品写真
総合評価7
デザイン7
パフォーマンス7
機能8
拡張性6
付属ソフト8
コストパフォーマンス6
レイティングポリシー

評価のポイント

デザイン

     同社のハイグレードモデル「LaVie C」シリーズと同じ筐体を使用。黒を基調とし、パームレスト部分に人工皮革を張り付けて高級感を演出している。ただ、使用状態によってはパームレスト部分のべたつきが気になるだろう。

パフォーマンス

     搭載CPUはモバイルPentium 4-M/1.80GHzで、通常の使用では問題ないが、クリエイティブ用途を考えるともう少しパワーが欲しいところ。グラフィックスチップはMobility RADEON 7500を搭載しており、3Dゲームも快適にプレイできるだろう。

機能

     内蔵のTVチューナーはハードウェアエンコードに対応しており、録画時のCPU負荷を抑えられる。ドルビーヘッドホンに対応したDVD再生ソフトが付属する点や、DVDマルチドライブによりDVDコンテンツの作成が可能など、AV機能は充実している。

拡張性

     メモリは最大1Gバイト。最大容量を搭載する場合は、標準装備のメモリを外す必要がある。LaVieシリーズの下位モデルとは異なり、装備しているインタフェースはレガシーフリーとなっている。

付属ソフト

     クリエイティブモデルという位置付けだが、実用系ソフトも充実している。マイクロソフトの「Office XP Personal」も添付されているため、ビジネス用途でも特に困ることはないはずだ。

コストパフォーマンス

     ハードウェアエンコーダがついたTVチューナーを備えるなど、フラッグシップモデルということもあり、割高感は否めない。しかし、高級感を感じさせるデザインと充実したAV機能を求めるなら、十分「買い」といえる。

総合評価

 LaVie Tシリーズは、同社のコンシューマー向けノートPCのフラッグシップにあたる製品だ。LaVie C譲りの高級感のある筐体にハードウェアエンコード対応TVチューナーを内蔵し、AV機能も充実。クリエイティブなニーズにも応えられる製品に仕上がっている。しかし、コストパフォーマンスを意識したためか、CPUのパフォーマンスに取り立てて言うべき点がないのは残念。

ベンダー製品担当者からの一言

「LaVie LT500/5D」は高輝度・低反射の「スーパーシャインビュー液晶」やハードウェアエンコーダTVチューナー、DVDマルチドライブ、および高速グラフィック機能を搭載するなど、映像の高いクオリティと自由な鑑賞スタイルのデジタルライフを提供するAVクリエイティブノートPCです。キーボードには、いつでも清潔に使っていただけるよう抗菌ラバーコーティングを施し、さらにパームレスト部にはソフトな本革風素材を用いるなど、高機能なだけでなく、高い質感や使い心地の良さにもこだわりました。(NECカスタマックス マーケティング本部 商品企画部 榎本浩二)

主要スペック

CPUモバイルPentium 4/1.80GHz-M
液晶15インチスーパーシャインビュー液晶(1024×768ピクセル)
チップセットIntel 845MP/Intel ICH3-M
グラフィックス(ビデオRAM)ATI Mobility RADEON 7500(32Mバイト)
標準メモリDDR SDRAM PC2100 256Mバイト(最大1Gバイト)
HDD60Gバイト(UltraATA/100)
光学ドライブDVD-R/RW/RAM & CD-R/RWマルチドライブ
本体サイズ(W×D×H)331×275×43.5mm
重量約3.7kg

[赤坂賢太郎, ITmedia ]

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