> レビュー		2003年7月11日　05:55 PM 更新

デスクトップ用CPU搭載のBTO対応ミッドレンジノートPC
デルコンピュータ Inspiron5100（1/3）

	総合評価 7 デザイン 6 パフォーマンス 9 機能 6 拡張性 6 付属ソフト 6 コストパフォーマンス 7 レイティングポリシー

評価のポイント

デザイン

　デザインは至ってシンプルだが、明るめのカラーリングにより、以前の同社製品に見られた質実剛健なイメージは薄れている。シルバーとブルーのツートーンカラーになっている点が、企業向けマシンのLatitudeシリーズとの相違。

パフォーマンス

　デスクトップ用CPUとチップセットを使用しており、デスクトップマシン並みのパフォーマンスを持つ。グラフィックスチップはATI TechnologiesのMobility RADEON 7500を搭載しており、高い3D描画能力を要求するゲームも快適にプレイできる。

機能

　ディスプレイは14.1インチまたは15インチが選択可能で、15インチではSXGA+（1400×1050ピクセル）に対応した液晶パネルも選択できる。キーボードはキーピッチ19.5ミリ、キーストローク2.7ミリを持つが、キーの配置が変則的なため慣れが必要だ。

拡張性

　インタフェースでは、レガシーポートは排除され、USB 2.0やIEEE1394といった高速インタフェースを装備している。ネットワークはモデムと有線LANを標準装備し、IEEE802.11b/gに対応した無線LANモジュールを内蔵できる。

付属ソフト

　ふんだんにソフトを添付した国内の大手メーカー製PCと比べると、付属アプリケーションは必要最小限。とはいえ、BTOメニューでマイクロソフトの「Office XP Personal」などを製品購入時に選択できる。

コストパフォーマンス

　デスクトップマシンに匹敵するパフォーマンスを持っていながらも、最少構成なら13万円台で購入できる。デスクトップPCの代替機として使いたいユーザーにお勧めの製品といえる。

総合評価

　同社のコンシューマー向けBTO対応ノートPCのミッドレンジモデル。デスクトップ用CPUやチップセットを採用することで、コストを抑えつつパフォーマンスを高めた。13万円台からという高コストパフォーマンスが特徴。デスクトップ代替機としても十分なポテンシャルを秘めている。

ベンダー製品担当者からの一言

「Inspiron 5100」は、ボディーカラーにはマグネシウム合金を使用したシルバーを基調に、本体カバーにデルのコーポレートカラーでもあるブルーを採用しています。また、デスクトップ用のPentium 4（2.40 or 2.66GHz）、最大1GバイトのPC2100 DDR-SDRAM、および最大60GバイトのHDDを搭載し、高い拡張性を実現しているほか、最新のグラフィックスコントローラATI Mobility RADEON 7500や、高精細の15インチSXGA+／XGAカラー液晶ディスプレイの組み合せにより、高度なグラフィックス性能を提供します。Inspiron 5100は、モバイルノートパソコンに高い処理能力を求めるお客様に最適です。（マーケティング本部　ノートブック製品マーケティンググループ　Inspironブランドマネージャー　河上 千種）

評価機の主要スペック

CPU	Pentium 4/2.40GHz（BTOで変更可能）
液晶	SXGA+（1400×1050ピクセル）対応15インチTFT（BTOで変更可能）
チップセット	Intel 845PE
グラフィックス（ビデオRAM）	ATI Mobility RADEON 7500（32Mバイト）（BTOで変更可能）
メモリ	DDR SDRAM PC2100 256Mバイト〜1Gバイト（BTOで変更可能）
HDD	40Gバイト（UltraATA/100）（20〜60GバイトにBTOで変更可能）
光学ドライブ	DVD-ROM & CD-R/RWコンボドライブ（BTOで変更可能）
本体サイズ（W×D×H）	335×275×46.5（14.1インチ液晶搭載機は44.5）mm
重量	3.5kg

[赤坂賢太郎, ITmedia ]

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