> ニュース 2003年7月16日 08:03 PM 更新
IDG

LynxがCoreAudio対応16チャンネルPCIオーディオカード

Lynx Studio Technologyは16チャンネルのPCIオーディオカードを発表した。OS Xネイティブで、低ジッターのオーディオ出力を特徴としている。

 Lynx Studio TechnologyはミュージシャンとAVのプロフェッショナルを対象にしたオーディオカードの新製品、AES16を発表した。デジタルコンソール、マルチチャンネルA/D、D/A変換、ハードディスクレコーダー、DAW、その他のデジタルオーディオ機器と連携させて使うことを想定した製品だ。ハーフサイズPCIカードで、MacとWindowsの両方と互換性を持つ。

 AES16にはハードウェアベースの32チャンネル・デジタル・ミキサーと専用アプリケーションが付属する。このカードに同梱されたソフトウェアはMac OS Xネイティブで、Mac OS XのCoreAudioテクノロジーを利用している。

 AES16の特徴の一つに、Lynxが開発した独自技術の“SynchroLock”がある。これは、非常に低品質の信号からでも低ジッターのデジタルオーディオ出力を可能にする技術である。その成果として、完ぺきなデジタル変換と低ディストーションのアナログ変換が可能になったと同社は主張している。同社の共同創設者であるボブ・ボーマン氏はSynchroLockのことを、「ステロイド強化したジッターキラー」と評している。

 AES16はLStream拡張ポートのフォーマット変換機能も持つ。LStream拡張ポートはLynxのLS-ADAT 16-channel ADAT LStreamカードにアクセスし、AES16のAES/EBUインタフェースを通して信号のルーティングを行う。MacにはAES16を最大で4枚搭載することができ、この場合、入力、出力ともに64チャンネルが可能となる。

 OS Xネイティブのミキサーソフトウェアにより、Macユーザーはコンピュータのすべてのパラメータを設定・モニターし、信号のルーティング、入出力レベルのコントロールを行うことができる。32チャンネルのミキサーは、ミキサーの動きを無制限に保存・呼び出しすることができる。

 AES16は2種類の構成で販売される。XLR搭載版には2フィートのXLR/BNCケーブルがバンドルされ、価格は795ドル。ケーブルなしの製品は695ドルとなっている。

関連リンク
▼ Lynx Studio Technology

[Peter Cohen, IDG Japan]

Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.


モバイルショップ

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!