> ニュース 2003年7月22日 11:23 AM 更新
IDG

ウォズの新しい「ひみつ道具」は「さがしもの発見器」

Appleの共同創設者であり、携帯デバイスのHiptopにもかかわっている“ウォズ”が新しいソリューションを準備中だ。無線・GPSを利用して、子供やペットなど大切にしているものの「場所」を把握しておくためのものだ。

 Apple Computerの共同創設者、スティーブ“ウォズ”ウォズニアック氏は今年初め、新しいテクノロジーベンチャーを立ち上げると発表した。名前はWheels of Zeus、略称wOzである。発表当時には、同社は「ユーザーが日常的に、日常的な物事を把握しておく一助となる製品」を開発する計画であると述べていた。そして今、その詳細と同社のスタッフが明らかになった。

 Wheels of Zeusが取り組んでいるのは、wOz Platformというシステム参照設計であると同社では述べている。これは、ワイヤレスネットワークとオンラインサービスを組み合わせたもので、人々が重要だと考えているものを大切にすることができるソリューションを提供するという。

 wOzの最初の製品群は、ユーザーが子供、動物や所有物を無線信号とGPS技術を用いて追跡できる、位置情報テクノロジーが採用されているという。家庭のベースステーションから1、2マイル(1.6キロから3.2キロ)以内であれば、追跡可能である。1個当たりの価格が25ドルを切る無線タグを使って、10種類程度の、おそらくは数百個までのデバイスを追跡できるという。

 このタグを着けた子供、ペット、所有物が特定の地域から外に出たり、移動したりすると、警告が発せられ、その警告は携帯電話や電子メールに中継される。

 この新会社はウォズ自身が会長兼CEOとなり、2004年前半にこのプラットフォームとネットワークが一般公開されると見られている。本日の発表文によると、ウォズの他に、元Apple社員のジーナ・クラーク氏、リッチ・リフレディ氏、そしてフランク・カノーバ氏が参加するという。

 クラーク氏はPalmSourceのマーケティング担当副社長を最近まで務めていた。同氏はWheels of Zeusで「戦略的パートナーシップの構築、そして製品戦略の立案および実行」を担当するという。リフレディ氏は最近Sun Microsystemsによって買収されたPixoに在籍し、新会社では最高執行責任者となる。そしてカノーバ氏はPalmで世界製品エンジニアリング担当副社長を担当していたが、「製品開発業務すべてに責任を負う」ことになる。

[Peter Cohen, IDG Japan]

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