> ニュース 2003年7月23日 02:43 PM 更新
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マイケル・ジャクソンがiTunes Music Storeを称賛

悪名高い米国の著作権保護新案に対する批判声明の中で、マイケル・ジャクソンはiTunes Music Storeが違法ダウンロードに対する解決策の一つであると述べた。

 ポップスターのマイケル・ジャクソン氏は7月21日、連邦議会で提出された、インターネットにおいて著作権を持つ音楽のアップロードを重罪とする法案を非難する声明を発表した。その中でジャクソン氏は実用的なオンライン商用ダウンロードサービスを作り上げるというApple Computerの取り組みを称賛した。

 ジャクソン氏のコメントはAuthors, Consumer and Computer owners Protection and Security (ACCOPS) Act of 2003に対するもので、この法案は連邦議会下院にハワード・バーマン、ジョン・コンヤーズ両議員により提出された。

 この法案が可決されれば、著作権物をインターネット上にアップすると重罪となる。同法案は広範囲すぎ、ACCOPS Actは「P2Pファイル共有に対する見当違いの攻撃だ」との批判がある。

 ジャクソン氏はこの法案の厳格な措置に関し、「言葉も出ない」と述べている。「違法ダウンロードは間違っている。しかし、それに対する答えが投獄であるはずはない」と同氏は付け加えた。

 ジャクソン氏はアーティスト、音楽業界自体、そして消費者がいっしょに解決策を探すことが可能だと望んでおり、この問題自体が新たな可能性に結びついているのだと指摘する。

 「……われわれは新しいテクノロジーに目を向けるべきだ。例えば、AppleのMusic Storeのようや解決策を」とジャクソン氏。「このようなイノベーションはアメリカのお家芸だ。音楽ビジネスの成功を推進してくれるのはファンであり、そのことを忘れてはならない」と述べた。

[Peter Cohen, IDG Japan]

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