> ニュース		2003年7月28日　10:10 PM 更新

ベン・フォールズがiTunes Music Storeで始めた「EP革命」とは

BuyMusic.comなど、iTunes Music Storeを真似た音楽ダウンロードサービスが登場しているが、先行するAppleは新たな商品で引き離しにかかる。

　Apple Computerは音楽レーベルと共同で、iTunes Music Storeの価値を高めるための方策を探っている。

　アブリル・ラビーンはiTunes Music Storeオンリーのプレリリースを行い、成功を収めた。これに続いてベン・フォールズが新しい実験を始めている。

　フォールズは2カ月毎に新しい楽曲をEPとしてリリースし、最後にそれをまとめたアルバムをリリースする。このEPはiTunes Music Storeを通したダウンロードのみで入手できる。今年は5曲入りEPが3枚リリースされ、最初のEPであるSpeed Graphicは発売済み。

　Appleのこの動きは、すぐに他のサービスに真似されるだろう。音楽業界はダウンロード1曲当たり65セントを課金していると伝えられており、価格引き下げできるだけのマージンはほとんど残っていない。このため、デジタルサービスはエンドユーザーの使い勝手にフォーカスを当て、差別化を図らざるをえないのだ。ある業界関係者はそう語っている。

　EMI Groupのニューメディア部門を率いるファーガル・ガーラ氏はMacworld誌に「アーティストの経歴、情報、ビデオクリップ、インタラクティブなコンテンツをまとめてユーザー体験を向上させるのは可能だ」と語った。

　Appleは毎週、新しいアーティストをラインナップに加えている。

[Macworld.co.uk staff, IDG Japan]

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