HP Compaq Business Notebook nx9005――低価格でも高級感のあるデザインが魅力の3スピンドル(1/2)HPのnx9005は廉価モデルでは10万円を切るコストパフォーマンスの良さが売り物の3スピンドル。だが、低価格モデルにありがちな安っぽさはなく、ビジネスユースとしては十分なスペックも備えている。
HP Compaq Business Notebook nx9005(以降、nx9005)は14.1インチの液晶を搭載し、重量が約3.06キロと、据え置きでの利用を前提としたオールインワンノートPCだ。バッテリー持続時間も約2.5時間と短いので、モバイル用途ではなく、あくまでデスクトップ代替のノートPCと考えるべきだろう。 スペックはノートPCのスタンダードモデルとして標準的なものだ。 OSはWindows XP Home Edition、CPUはモバイル AMD Athlon XP-M 1800+、メインメモリはPC2100のDDR SDRAMが256Mバイト搭載されている。 グラフィックス機能はATI Technologies製の統合チップセット、RADEON IGP 320Mに内蔵されていて、メインメモリから最大64Mバイトをビデオメモリとして共有する。ビデオメモリの容量はBIOSで、AUTO/8/16/32/64(Mバイト)から選択可能だ。出荷時は「AUTO」に設定されている。チップセットのサウスブリッジにはALi M1535+が採用されている。 ハードディスクは日立製の「DK23EA-3O」で、UltraATA/100の30Gバイト、2.5インチ、4200rpmのものを搭載していた。出荷時にはC:ドライブにすべての容量が割り当てられている。また、ノートPCにしては珍しくFDドライブを標準装備している。このあたりからも、主な販売ターゲットがビジネスユーザーだということがうかがえる。 なお、このnx9005には3種類のモデルがあり、今回レビューしたのはコンボドライブを搭載したモデル(A1.8/14X/256/30/W/XH)だ。価格はHPのオンラインストアで11万9800円。ほかにCD-ROMドライブを搭載したモデル(A1.8/14X/256/30/D/X:オンラインストア価格、9万9800円)と、15インチXGA(1024×768)の液晶ディスプレイ、CD-ROMドライブを搭載するモデル(A1.8/15X/256/30/D/XH、オンラインストア価格10万4800円)がある。 nx9005のベンチマークの結果は以下の通りだ。
チップセットに統合されているグラフィックス機能は、今となっては世代遅れのRADION 7000(VE)相当で、ハードウェアT&Lエンジンなどの機能は省かれている。とはいえ、本機はビジネスユーザーをターゲットとしており、ビジネス系アプリケーションを使用している限りは不満を感じることはないだろう。
このnx9005は、「Compaq Evo Notebook N1015v」の後継にあたり、ブランド名を新たにするとともにデザインが一新された。シルバーとグレーを基調にし、落ち着きのあるデザインはビジネスユースにはピッタリだ。かといって、いかにも安っぽいビジネスPCというわけではない。トップカバーとキーボード部のグレーにはラメが入っており、高級感も漂う。液晶ディスプレイのフレームもグレーなのだが、ここにはラメは入っておらず、使い勝手とデザイン性を両立した仕上りになっている。ブルーのLEDもかっこいい。
HP Compaq Business Notebook nx9005の外観。安っぽく見えない優れたデザイン。
電源ボタンなどのLEDのブルーがかっこいい 液晶ディスプレイの背面にはhpのロゴがあしらわれており、なかなか良いアクセントになっている。 14.1インチ、XGA(1024×768ドット)のTFTカラー液晶ディスプレイは、上下の視野角が若干不足しているように感じたが、実使用上の問題はないだろう。
HP Compaq Business Notebook nx9005の液晶ディスプレイ
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