> レビュー 2003年8月6日 11:18 AM 更新

図鑑で調べて双眼鏡でパチリ――ペンタックス「DIGIBINO DB200」(1/3)

メガピクセル化やSDメモリーカード対応など、デジカメ機能が強化されたペンタックスの「DIGIBINO DB200」。デジカメ付き双眼鏡の楽しさを広げる「野鳥図鑑」機能も加わった話題の新製品を、発売前にチェックしてみた。

 ペンタックスのデジタルカメラ機能付き双眼鏡「DIGIBINO」がメガピクセルになって登場した。130万画素を手に入れ、SDメモリーカード対応などデジカメ機能が強化された新製品「PENTAX DIGIBINO DB200」を、8月22日の発売前に触ることができたので、実機撮影を交えたレビューをお届けしよう。


メガピクセル化やSDメモリーカード対応などデジカメ機能が強化されたDIGIBINO DB200

 昨年4月に発表された初代モデル「DB100」は、スパイ映画の世界でしか見ることのできなかった“双眼鏡”と“デジカメ”というお似合いな組み合わせを、実際に製品化して話題となった。

 双眼鏡で見た視野を“見たまま”デジカメで撮影できるというスタイルは、「観ることを楽しみながら撮影する」というデジカメの新しい世界を提案した(DB100の製品レビューは別記事を参照)。

 1年3カ月ぶりの新製品となるDB200は、有効画素数を初代モデルの80万画素から130万画素にアップ。記録画素数では、従来の1024×768ピクセルから1280×960ピクセルとなり、サービス判ぐらいの印刷には十分な解像度を手に入れた。


有効画素数が初代モデルの80万画素から130万画素にアップ

 また、記録媒体が内蔵型メモリからSDメモリーカードに変更された。

 初代モデルの内蔵メモリ容量は16Mバイトだったが、画素数の少なさが幸いしてXGAサイズの最高画質(Fineモード)でも約100枚の撮影が行えた。130万画素に高画素化されたDB200は、JPEG圧縮率が変更されていることもあって、16MバイトのSDメモリーカードだと最高画質で約20枚しか撮影できない。しかし、外部メモリ方式ならSDメモリーカードの容量や枚数さえ増やせば、撮影枚数の上限はなくなる。DB200は512MバイトのSDメモリーカードも使えるので、これなら約1600枚の撮影が可能になる。


記録媒体が内蔵型メモリからSDメモリーカードに変更。撮影枚数の上限はなくなった

 DB200の本体は、右側面にSDメモリーカードスロットが新たに追加されたほかは外観上の大きな変更はない。サイズも127(幅)×69(高さ)×44ミリ(厚さ)と初代モデルと同じだが、重さは15グラム増えて270グラムとなった。

 コンパクトデジカメと比較すると重いが、双眼鏡としては小型・軽量の部類だ。カラーリングは、シルバーから少し暗めのシャンパンゴールドに変更された。


初代モデルと外観上の大きな変更はない。カラーリングがシルバーから少し暗めのシャンパンゴールドに変更された

[西坂真人, ITmedia ]

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