富士写の「FinePix S5000」は、一眼レフライクなスタイルに、新ハニカムCCD+光学10倍ズームを組み合わせて登場した。人気の“実売5万円前後のコンパクトな高倍率ズーム機”最新モデルを、さまざまな角度からチェックした。
コンパクトデジカメの“光学10倍ズーム・戦国時代”に、富士写真フイルムがハイスペックモデル「S」シリーズで参戦した。 7月29日に発表した「FinePix S5000」は、伝統のL字型一眼スタイルに、新CCD「スーパーCCDハニカムIV HR」と光学10倍ズームという組み合わせで登場した。デジカメの人気カテゴリーになりつつある“実売5万円前後のコンパクトな高倍率ズーム機”での最新機種となるS5000を、さまざまな角度からチェックしてみた。
富士写真フイルムの光学10倍ズーム搭載コンパクト機「FinePix S5000」 S5000は、112.7(幅)×81.1(高さ)×79.3(奥行き)ミリで重さ337グラム(本体のみ)のコンパクトサイズに、9群11枚(非球面1枚)の光学10倍ズームレンズを搭載。35ミリ判換算で37−370ミリ(F2.8−F3.2)のズーム撮影が行えるほか、デジタルズーム(2.2倍)の併用で最大22倍の高倍率撮影を可能にした。
コンパクトサイズに光学10倍ズームレンズを搭載 昨年10月に発表された松下電器産業の「LUMIX DMC-FZ1」あたりから火がついた高倍率ズーム搭載コンパクト機の流れは、以前から高倍率ズーム機に積極的だったオリンパス光学工業の「CAMEDIA C-750 Ultra Zoom」(今年3月発表)や「CAMEDIA C-740 Ultra Zoom」(今年4月発表)、東芝の「Allegretto M700」(今年7月発表)、ミノルタの「DiMAGE Z1」(今年8月発表)と、数多くのメーカーに波及。火付け役のFZ1も8月にマイナーチェンジ版「LUMIX DMC-FZ2」が登場している。いずれのモデルも、5万円前後の普及価格帯で勝負を仕掛けているのが特徴だ。 ライバルがひしめくこの新カテゴリーの中でのS5000の強みは、同社独自の撮像素子「スーパーCCDハニカム」を搭載している点だ。 S5000は、今年1月に同社が発表した同社独自の新CCD「スーパーCCDハニカムIV HR」を採用。CCDサイズは1/2.7インチで有効画素数は310万画素だが、ハニカム信号処理システムによって600万画素相当となる最大2832×2128ピクセルの画像を撮影できる。この記録画素数は、光学10倍超ズーム搭載のライバル機の中でも最大サイズとなる。 10倍ズーム+600万画素相当の実力をさっそく試してみた。
最も広角側(35ミリ判換算で37ミリ相当)。中央の調味料台にズーミングしていくと……
中望遠域(35ミリ判換算で150ミリ相当)
最も望遠側(35ミリ判換算で370ミリ相当) [西坂真人, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/4 | 次のページ モバイルショップ
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