“10倍ズーム搭載コンパクト機”の本命?――富士写「FinePix S5000」(3/4)
S5000が発表されたとき、「おっ、なかなかカッコいいスタイルだ」と思った読者も多いことだろう。小型のボディに大口径レンズを搭載した一眼レフライクなスタイルは、松下のFZ-1にも通じるデザインだ。S5000の場合はL字ボディでグリップが用意されており、ボディ表面には高級感ある皮シボのラバー素材を採用。より“一眼レフらしいカッコよさ”に仕上がっている。
“一眼レフらしいカッコよさ”に仕上がったS5000 同社が“スマート一眼スタイル”と呼ぶそのボディには、ファインダー部に0.33インチのEVF(電子ビューファインダー)を装備し、まさに一眼レフ感覚で撮影できる。 だが“一眼レフライク”なのは、スタイルだけではない。S5000は、狙った被写体にピントを合わせ続ける「コンティニュアスAF」、画面上の49カ所からAFポイントを選択できる「エリア選択AF」、コントラストの違いから被写体を自動認識してAFフレームを合わせる「オートエリアAF」、暗所での合焦に便利な「AF補助光」など多彩なAF機能を装備。 また、撮影モードもオートだけでなく、プログラムAE/シャッタースピード優先AE/絞り優先AE/マニュアル露出などがモードダイヤルで簡単に選べるなど、ハイエンド機並みの本格撮影が可能になっている。
多彩な撮影モードがモードダイヤルで簡単に選べる その一方で、撮影モードには人物/風景/スポーツ/夜景など4シーンから簡単に選べるシーンポジション機能も用意したり、ボタン1個で記録画素数/ISO/色調/DPOF設定が行える「フォトモードボタン」を装備するなど、初心者ユーザー向けの配慮も怠りない。
ボタン1つで解像度/ISO/カラー/DPOF設定が行える「フォトモードボタン」を装備
バッテリーは単3形電池を4本使い、アルカリ乾電池もしくはニッケル水素充電池が利用可能
S5000には、CCDから書き出されたデータをそのまま保存するRAW記録モード「CCD-RAWモード」を搭載している。 JPEGに“現像”される前の生データが得られるRAW記録モードは上級者向けの機能で、同社FinePixシリーズでもフラッグシップのレンズ交換式一眼レフデジカメ「S2 Pro」にしか搭載されていなかった。他社でもRAW記録モードはハイエンド向けの上位モデルに見られるぐらいで、普及モデルのコンパクト機での採用は非常に珍しい。
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