「LaVie L LL750/7D」は、DVDマルチドライブや発色のきれいな高輝度スーパーシャインビュー液晶を搭載したオールインワンノートPCだ。この手の製品には珍しく、パラレルやシリアルといったレガシーインタフェースも装備している。
NECの「LaVie L LL750/7D」(以降LL750/7D)は、モバイルCeleron/2GHzや15インチXGA(1024×768ピクセル)表示の高輝度・低反射液晶を搭載する3スピンドルオールインワンノートPCだ。同製品は「LaVie Lスタンダードオールインワンタイプ」というシリーズに属し、多彩な機能を易しく使えるスタイリッシュノートというのがコンセプトである。 LaVie Lスタンダードオールインワンタイプには、液晶ディスプレイや搭載ドライブの違い、無線LANの有無などにより3モデルがラインナップされている。今回レビューするLL750/7Dは、DVDマルチドライブや高輝度スーパーシャインビュー液晶を搭載するミドルレンジモデルだ。 上位モデルには、15インチ高輝度・高視野角エクセレントシャインビュー液晶とIEEE 802.11a/b/g対応無線LANを搭載し、TVチューナーやIEEE 802.11a/b/g対応無線LANを装備したTVステーション「AirTV」が付属する「LaVie L LL770/7DT」、下位モデルには、ハードディスク容量を減らし、光学ドライブにはCD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブを搭載する「LaVie L LL700/7D」がラインナップされている。
LL750/7Dは、光学ドライブとFDドライブを搭載した3スピンドルノートPCだ。液晶ディスプレイのサイズも15インチと大きく、自宅やオフィスなどでの据え置き利用に適したオールワンノートPCである。 本体サイズは幅327×奥行き269.5×高さ38.8ミリ、重量は約3.4キロ、バッテリー持続時間は約1.5時間(カタログスペック値)なので、モバイル利用には厳しい。消費電力は標準で約28W、最大で約60W、搭載バッテリーはニッケル水素で、電圧は9.6V、容量は3600mAhである。
LaVie L LL750/7Dの外観。本体サイズは幅327×奥行き269.5×高さ38.8ミリ、重量は約3.4キロだ シルバーを基調とする本体はシックな高級感を漂わせており、個人用途、ビジネス用途のどちらにも適したデザインに仕上がっている。 LL750/7Dは外見だけでなく、液晶ディスプレイも美しい。液晶パネルには、低反射処理が施された「高輝度スーパーシャインビュー液晶」を採用している。液晶表面を光沢加工することで、鮮明で高輝度な画面表示を実現しており、画面の明るさを最大にするとまぶしく感じるほどだ。 上方向の視野角が不足している点が気になったが、画面を上からのぞき込むような状況はそれほどないと思われるので、特に問題はないだろう。下方向および左右方向の視野角は十分で、明るさは徐々に暗くはなるものの、色調の変化は見られなかった。
シルバー基調のシックなデザイン。ディスプレイには、鮮明で高輝度な画面表示を実現する高輝度スーパーシャインビュー液晶を搭載する 光沢処理を施した液晶は、発色の美しさとのトレードオフで、蛍光灯や窓からの外光が映り込んでしまうという弱点を持つ。しかし、LL750/7Dが採用する高輝度スーパーシャインビュー液晶は低反射コーティングが施されているので、外光の映り込みがかなり低減されているように感じた。
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