> 特集 2003年10月28日 09:35 PM 更新

充実したホームサーバ機能を活用(2/2)


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 このところ、DVDレコーダーやハードディスクレコーダーが注目を集めているが、その多くが単体で完結する機能しか用意されておらず、デジタル機器ながらビデオデッキと同等の機能しか利用できない。

 それに対しVX900/7F及びWeb直販モデルでは、単なる録画や保存だけでなく、ネットワーク配信機能によって、デジタル録画の利点を最大限に活用できる。ライフスタイルを一新する可能性を秘めた魅力的な機能と言っても過言ではないだろう。


SmartVision/SERVERを起動し、同一ネットワーク上のパソコンにSmartVision/PLAYERをインストールしておけば、VX900/7Fで録画した番組をネットワーク経由で他のパソコンから視聴できる

IEEE 802.11a/b/g対応無線LAN機能搭載など、ネットワーク機能も充実

 VX900/7FをホームAVサーバとして活用するための要であるネットワーク機能は、まさに他を圧倒すると言ってもいいほど充実している。

 まず有線LAN機能として、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応のギガビットイーサネットポートが用意されている。これによって、ネットワーク接続時でも1Gbps(理論値)という非常に高速なデータ転送速度を実現しており、SmartVision/SERVERを利用した録画データの配信にも余裕を持って対応できる。

 また、有線LAN機能だけでなく無線LAN機能も内蔵している。しかも、IEEE 802.11a/b/gのトリプルバンド対応の無線LAN機能となっており、IEEE 802.11a/g対応の無線LAN機能を持つ他のノートパソコンなどと高速な無線通信が可能となる。もちろん、無線LANを利用した録画ファイルの配信も可能なので、わざわざ家庭内にLANケーブルを引き回す必要がない。


VX900/7Fには標準でIEEE 802.11a/b/g対応の無線LAN機能が搭載されており、無線LAN環境を有効に活用できる


内蔵されている無線LANモジュール

 VX900/7Fのネットワーク機能は、なにもSmartVision/SERVERによる録画ファイルの配信だけではない。300Gバイトという大容量HDDを活用し、ファイルサーバとしても利用可能となっている。VX900/7Fにファイルを保存しておき、他のパソコンで必要になったときにネットワーク経由でそのファイルにアクセスし利用する。また、NECが提供している「ドット・ゲートサービス」を利用すれば、インターネット経由で外出先からVX900/7Fにアクセスし、ファイルを転送するといったことも可能だ。

 もちろん、標準でファイアウォールソフトやウイルススキャンソフトなどがインストールされており、セキュリティ面でも十分な対策が施されている。まさに本格的なホームサーバマシンとして活用できるだろう。

 ところで、サーバマシンを活用するには、ネットワークに関するさまざまな設定が必要となる。よって、ネットワークの設定は初心者にとって、かなり難しい作業と言える。

 しかしVX900/7F及びWeb直販モデルでは、「ホームネットワークアシスタント」というツールが用意され、サーバ構築に必要となるネットワーク関連の設定を、ウィザード形式でわかりやすく行える機能が用意されている。実際に、SmartVision/SERVERを利用したり、ファイルサーバとして利用するだけであれば、マウスをクリックしていくだけでほとんどの設定が完了してしまう。こういった配慮は、初心者がVX900/7Fの高度なネットワーク機能を簡単に活用できるという意味でも、おおいに注目すべき部分と言っていいだろう。


「ホームネットワークアシスタント」機能を利用することで、難しいネットワーク関連の設定も簡単に行える


ウィザード形式でネットワーク機能を設定できるので、初心者でもVX900/7Fをホームサーバとして活用できる

関連リンク
▼ VALUESTAR TX Web直販モデル
▼ NECのWebストア「121@store」

[平澤寿康, ITmedia ]

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