大口径レンズは“4M/12倍/F2.8”のため――「LUMIX DMC-FZ10」(3/3)FZ10には、外部ストロボ用のホットシューが装備されている。内蔵ストロボもコンパクト機としてはかなり光量のあるタイプを装備しているのだが、外部ストロボは内蔵タイプとは比べ物にならないほどの光量以外に、バウンス機能を使って天井や壁に反射させた自然な光を演出できるのが魅力だ。 FZ10で推奨する外部ストロボは、純正オプションのPE-36S/PE-28S/PE-20STの3機種。メーカーサポート外だが、昔、筆者が銀塩マニュアル一眼レフ機で使っていたPanasonic製ストロボ(PE-250S)を装着してみたところ、問題なく使えた。コンパクトデジカメへの外部ストロボ装着は“アタマでっかち”になりがちだが、レンズ径の大きなFZ10は見た目のバランスもよく、実際の使用感も非常に安定している。
FZ10に外部ストロボを装着した姿
A/S/Mモード時に絞り/シャッタースピードを変更できる「EXPOSURE」ボタンが追加された以外は、背面のボタン類/十字キーや上部モードダイヤルのレイアウトなどは従来機(FZ1/FZ2)とほぼ変わらない。レンズの大きさや機能など、ここまで一眼レフライクな仕様になってくると、ダイヤル操作で絞り/シャッタースピード/ISO感度などが一発で変更できるといった、もう少しマニュアル的な機構が欲しくなる。
FZ10(左)とFZ1(右)の背面部。「EXPOSURE」ボタンが追加された以外はほぼ同じ 例えば、せっかくの絞り/シャッタースピード優先AEモードも、数値設定時に十字キーを使うためにEVFを使いながらの操作が難しく、結局は背面液晶ディスプレイ上で設定してから撮影するようになってしまう。レンズ交換式一眼レフやDiMAGE A1など一部のハイエンドコンパクト機に装備されている(携帯ラジオのボリュームのような)電子ダイヤルで、EVFを見ながらでもダイレクトに設定変更できるような仕組みが、FZ10のようなカメラにはぜひ欲しい。 10月のFZ10発表会時に参考出展されたズミクロンレンズ搭載フルマニュアルモデル(別記事参照)に搭載されていたシャッタースピードダイヤルや、マニュアル式ズームシステムを採用したFZ10があれば最高なのだが。
ズミクロンレンズ搭載フルマニュアルモデル(参考出展)には、シャッタースピードダイヤルやマニュアル式ズームシステムなどが搭載されている
コンパクト機にこそ必須の“手ブレ補正”――松下、新LUMIX 松下、400万画素12倍ズーム機など新LUMIX3機種 関連リンク LUMIXサイト 松下電器産業 [西坂真人, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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