AJC,日本と豪州を結ぶ海底ケーブルを年末に完成Australlia Japan Cableは,太平洋を縦断する全長約1万2000キロの海底ケーブルを敷設し,通信事業者や企業に向けて帯域を貸し出す。
Australlia Japan Cable(AJC)は10月9日,太平洋を縦断する全長約1万2000キロの海底ケーブルを使い,キャリアや企業に向けた帯域貸しサービスを年末より開始すると発表した。来日した同社CEOのRobin Russell氏は,建設工事が順調に推移していることを強調し,「11月中にシステムの最終試験を行い,予定通り12月30日にサービスを開始する」とアピールした。
AJCの海底ケーブルは,オーストラリア─グアム間,グアム─日本間,日本─オーストラリア間という3つのループで構成される。このうち,グアム─日本間のケーブル(北ループ)は敷設が終了しており,現在は最終試験が行われている段階だ(9月17日の記事を参照)。南ループも近日中に最終敷設作業に入るという。 「全長1万2000キロのうち,既に8500キロを海底に沈めた。各地の陸揚げ局も2001年2月までに完成している。すべてがスケジュール通りだ」(Russell氏)。
使用しているケーブルは,2組の光ファイバーでそれぞれ32波長(1波長につき10Gbps)。スペック上の容量は,320Gbps+320Gbpとなる。ただし,将来的には「最新のWDM技術を使って倍増させる」(同社)計画だ。 帯域貸しでは,155Mbpsを最小単位としてSTMインタフェースが提供される。また,ボリュームディスカウントなど各種特典も用意した。なお,AJCのChief Marketing Officer,Neil Lambert氏は,「セールスは順調。(ネットワークの)建設コストをカバーできるレベルの顧客は既に確保している」と話している。 関連記事 関連リンク [芹澤隆徳,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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