ニュース 2002年12月9日 11:43 PM 更新

NTTが接続料改定へ

NTT東西が、平成14年度に遡及適用する接続料改定の認可申請を行った。全体に、現行料金より値下げ傾向にあるようだが、ADSL料金への影響はあるのだろうか

 NTT東西地域会社は12月6日、総務省に対して、平成14年度における接続料金改定の認可申請を行った。全体に料金を値下げする内容となっている。

 認可申請が行われたのは、接続専用線、番号案内、公衆電話などの料金。金額は平成13年度のトラフィックと費用を基に算出されており、認可後、今年度4月1日にさかのぼって適用される。過不足ぶんは、NTT回線に接続する事業者などを対象に精算される予定。なお、加入者電話の交換機などの接続料金は、既に長期増分費用方式(記事参照)により算定された料金が認可を得ているため、今回は特に変更がない。

接続料金(月額)改定前改定後差額
DSL接続:タイプI173円172円-1円
DSL接続:タイプII1790円1774円-16円
一般専用線1万106円8789円-1317円
ATM専用線21万1331円16万5772円-4万5559円
番号案内サービス接続機能1案内ごと86円1案内ごと75円-11円

 DSL接続の料金は、タイプI(電話重畳型)が1円の値下げ。タイプII(電話非重畳型)では、16円の値下げだった。ほかのサービスもおおむね値下げとなっており、接続事業者の負担は減るようだ。

 申請した接続料金改定により、NTT東日本は180億円の減収、NTT西日本は140億円の減収が見込まれる。なお、長期増分費用方式で算出した接続料金改定ぶんを含めると、NTT東西合わせて990億円の減収になるという。

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[杉浦正武, ITmedia]

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