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2003/03/17 23:55:00 更新 |
オン・ザ・エッヂ、固定網に進出 市内7.4円/3分
オン・ザ・エッヂは3月17日、100%子会社「エッヂテレコム」を設立し、同社を介して固定網事業に参入すると発表した。今後、IP電話事業を展開するための布石だという。エッヂテレコム社長は、オン・ザ・エッヂ取締役の山崎徳之氏。
エッヂテレコムは、2種通信事業者としてエンドユーザーに一般固定電話サービスを提供する。5月から、全国一斉にサービス提供する見込みで、料金は市内通話が7.4円/3分、市外通話が9.9円/3分、県外通話が9.9円/2分を予定している。
エンドユーザーからのアクセス回線には公衆回線網を利用し、中継ネットワークにIPバックボーンを用いる。「フュージョン・コミュニケーションズと似た形式だ」(エッヂテレコム)。ライブドアの回線や、既存の通信事業者のあまった設備を利用して設備投資を抑え、低料金を実現したという。なお、米Stratasoftと提携してCTI(Computer Telephony Integration)サービスの提供や、法人向けIP電話の構築サポートなども行う。
同社は今後、IP電話事業なども手がけていく考え。「現状では詳細を明らかにできないが、呼を制御するサーバをオープンにすることで、ISPフリーのIP電話サービスを提供する考えもある」(エッヂテレコム)。固定電話サービスで獲得したユーザーはIP電話サービスに移行しやすくするなどして、最終的にはIP電話事業を推進したい考えだ。
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[杉浦正武,ITmedia]