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2003/12/19 15:01:00 更新 |
警察庁、「IP電話で110番」研究のモデルシステム案を公開
警察庁は12月19日、「IP電話で110番通報を受理する際に必要となる技術」を試験研究するにあたり、“受理モデルシステム”の仕様案をサイト上で公開した。
警察庁は12月19日、「IP電話で110番通報を受理する際に必要となる技術」を試験研究するにあたり、“受理モデルシステム”の仕様案をサイト上で公開した。多くの意見を反映させることが必要と判断し、来年1月19日まで、意見募集を行う。
模擬発信者となるIP電話端末、模擬ISPとなるSIPサーバ、模擬警察本部となるアクセスルータなどを用意して、モデルシステムを構築する予定。今後はこれを使用して、研究を推進していくという。
警察庁では、IP電話での110番通報を実現するにあたり、必要な項目として、通報者の位置情報がハブ情報、GPS情報などのかたちで送出できる、回線の保留・呼び返しが可能である、ネットワーク内で優先呼として取り扱われる、などを挙げている。
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警察庁
[杉浦正武,ITmedia]