「鉄仮面」「R32」で走りを極めた時代から、カルロス・ゴーン体制での新スタイリングとグローバル戦略……。スカイラインの価値は、常に新しい世代へと受け継がれてきた。 |
ハイソカーブームに乗るべくモデルチェンジで高級スポーティサルーンを目指したが、のちに「走り」に回帰した“セブンス”。世界初の四輪操舵システム「HICAS(ハイキャス)」搭載で、高速走行安定性がさらに向上。エンジンも一新され、従来のL20型から新世代ユニットのRB20系へ進化した。 |
【時代背景】 |
走行性能を徹底的に追求することで劇的な進化を遂げた“R32”は、その斬新なスタイリングもあいまって若者層を中心に新しいスカイラインファンを獲得。新開発の四輪マルチリンクサスペンションで路面追従性が大きく向上。世界最高性能を目指したツインターボ&四輪駆動「GT-R」は、走り屋の憧れだった。 |
【時代背景】 |
居住性能を改善するためボディが大型化され、全車種3ナンバーサイズになった。同時に軽量化も施され、“本流GTカー”のキャッチにふさわしい走りを手に入れる。高性能2.5リッターターボ、ハイトラクションレイアウト、電動SUPER HICAS、ABS、アクティブLSDなど数々の新技術を投入。 |
【時代背景】 |
「BMWか、メルセデスか、新しいスカイラインか」という挑発的な広告とともに登場。運動性能にこだわってボディを強化し、エンジンには高応答可変バルブタイミング機構を持つNEOストレート6を新採用。また、時代の要請に応えてエンジンの低排出ガス化も施された。 |
【時代背景】 |
過去のスカイラインとは一線を画するスタイルで話題となった革新モデル。「すべてを人の中心に」をコンセプトにプラットフォームを大きく変更。コンパクトなV型6気筒エンジンをフロントミッドシップに配置し、高度な操縦性と快適な乗り心地を両立した。グローバルに通用するプレミアム・スポーツセダンとして、北米を中心に海外でも大ヒットした。 |
【時代背景】 |
スカイラインのアイデンティティである丸型テールランプの復活は多くのファンを喜ばせた。世界初の技術「四輪アクティブステア(4WAS)」が、低速域から高速域までイメージ通りのコーナーリングを実現。新VQエンジンでハイパフォーマンスと扱いやすさを兼ね備えた新次元の走りを提案する。 |
取材・文/+D Style編集部
取材協力/日産自動車 http://www.nissan.co.jp/