HondaがF1のエンジン開発用に日本HPのワークステーションを採用
【国内記事】 | 2001.10.23 |
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は近々,Hondaが自動車レースの最高峰であるフォーミュラー1(F1)向けのエンジン開発用に日本HPのハイエンドUNIXワークステーション「hp workstation Jクラス」によるクラスタシステムを導入したことを明らかにする模様だ。
hp workstation Jクラスは,厚さ2Uのラックマウント型のきょう体に,64ビットのPA-RISCプロセッサ2基を搭載したハイエンドワークステーション。今回,Hondaは,hp workstation Jクラス16台,32CPUをクラスタ接続したシステムを採用したという。同システムは,UNIXワークステーションで構成されたクラスタシステムとしては国内最大級のものになる。
同システムの採用によりHondaは,およそ2週間間隔で開催されるF1用のエンジンの解析やシュミレーションを行い,次のレースまでにさまざまな問題の改善を行うほか,さらに優れたエンジンの開発に役立てる計画という。
Hondaが採用したシステムのインテグレーションは,東京エレクトロンが行っている。なおHPは,HondaがF1用のエンジンを供給しているジョーダングランプリのスポンサーでもある。
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[ ITmedia]