エンタープライズ:ニュース | 2002/07/03 17:10:00 更新 |
Keynote速報:「PCと.NET Serverがあらゆる分野のビジネスチャンスに」とMS副社長
N+I 2002 Tokyo展示会初日の基調講演に、米マイクロソフトのジャワッド・カーキー副社長が登場。PCと.NET Serverを中核としたコンピューティングがあらゆる分野のビジネスチャンスにつながるとした。
NetWorld+Interop 2002 Tokyo展示会の初日となる7月3日、基調講演に米マイクロソフトのネットワーキング&コミュニケーションズ担当副社長、ジャワッド・カーキー氏が登場した。同氏は、「Windows.NET Serverで実現する革新のネットワークとコミュニケーション技術」と題した講演で、PCと.NET Serverを中核としたコンピューティングがあらゆる分野のビジネスチャンスにつながるとした。
米マイクロソフトのジャワッド・カーキー副社長
カーキー氏は、「ブロードバンド環境の急速な拡大によりデータ通信が既に音声通信を超えた現在、ネットワーク市場で次におきるのはワイヤレス分野の拡大だ」と話す。マイクロソフト社内でも、既に3万5000人のユーザーがワイヤレス環境を利用しているという。しかし、「人々の生活を豊かにするのは、技術ではなくアプリケーション」と同氏。XMLが牽引するWebサービスやピア・ツー・ピア(P2P)による新たなシナリオが利用者により高い価値を与えるとした。
「中でも重要となるのが、リアルタイムコミュニケーション」とカーキー氏。「チャットやインスタント・メッセージング(IM)により行われているテキストベースのコミュニケーションは、今後音声やビデオ、アプリケーション共有など、さまざまなデータに対応されることになる」と加えた。
その中核となるプラットフォームが、PCと.NET Serverというのがマイクロソフトの最大のメッセージだ。カーキー氏は、「今後10年以内にPCがすべてのデジタルデバイスの中核になる」とし、「.NET Serverが、IPv6を協力にサポートし、Webサービスを実現する最強のプラットフォームになる」と強調した。(Keynote詳報へ)
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[山下竜大,ITmedia]