狙ってるのか、本気なのか。ゲーマーを震撼させる衝撃作「高速機動隊 World Super Police」レビュー(3/5 ページ)

» 2005年11月11日 12時00分 公開
[小泉公仁,ITmedia]

4面から先に進めない……。

 キャラクターデザインが変わったとはいえ、登場人物について多少の予備知識があった日本編(ブルーウィング)からプレイしていったが、「ミッション04」で早くも行き詰まる。

 このミッションでは、2台のセダンを撃破すればよいのだが、ターゲットには防弾装備が施されていて、こちらの攻撃が思うように効かない。我らがロバート隊長曰く、「防弾装備していようが、強度にだって限度ってもんがある。一気に畳み掛けるぞ!」と言うのでそうしたら、逆に一気に畳み掛けられてゲームオーバーになった……。

画像 隊長の言葉に従って、一気に畳み掛けるはずが……
画像 返り討ちにあって、ほとんど何もできないまま破壊されてしまう。何回トライしてみてもその繰り返し

 このミッションを難しくしているのは、敵の手榴弾による攻撃があまりに強力で、おまけにその手榴弾がよく見えないということだ。力押しで突破しようにも、敵よりも自分のヒットポイントの減りが圧倒的に早く、あっけなく瞬殺されてしまう。

 それならばと、作戦変更。「一気に畳み掛けるぞ!」という隊長の言葉は聞かなかったことにして、全車両にライフルを装備させ、手榴弾攻撃をかわしやすい遠距離からじっくりとダメージを与えることに。これは一見、奏功したかに思えた。少なくとも2台のうち1台は撃破できるようになったからだ。ところが、残りのもう1台もあと少しというところで、突然の「TARGET LOST」。なんじゃそりゃあ……。

 どうやら、一定区間を走行中に敵を倒せない場合にもゲームオーバーになるらしい。近づけばあっという間に自車が破壊され、遠巻きに攻撃すれば敵に逃げられる。いくら何でもこれは無茶だ。

 普段の私ならとうに投げ出しているところだが、今回は違った。このゲーム、確かにバランスは悪いが、その反面、これといった明快な解法も見あたらない。フォーメーション、パトカー、隊員、装備等々の組み合わせは、いくらでもある。「これでダメなら、こうしたらどうなる?」と、あらゆるパターンを思いつく限り試してみたくなるのだ。

 まず見直したのが、パトカーの台数。先述のように、仲間のパトカーが邪魔になることも多いので、最大限の5台を引き連れていくとかえって手に負えなくなる。そこで3台に絞り、攻撃力重視で隊員とパトカーを選ぶことにする。同時に、1つ前の「ミッション03」に立ち返ることも思い立った。このゲームでは、隊員やパトカーのダメージが完全には回復せず、次のミッションにも尾を引く。「ミッション04」を有利に進めるためには、「ミッション03」で極力ダメージを受けないことが重要だったのだ。

画像 大きなダメージを受けた隊員やパトカーは、次のミッションに出動させることができない。また、出動できる場合でも多少のダメージが残っていることもある

 それから何度リトライしたのか、何時間費やしたのかも思い出せないが、ついに紙一重でクリアできた。こんなに根気よく取り組んだゲームって、ここ最近であっただろうか。それ以降のミッションでも幾度となくコンティニューを繰り返す羽目になったが、「ミッション04」の比ではない。このゲームの最大の難関は、間違いなく日本編の「ミッション04」で、ここを乗り切れるならオールクリアも達成できるものと思う。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  2. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  3. しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  4. 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
  5. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  7. 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  8. 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  9. 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  10. スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評