スターパネルをゲットだぜ! 「クインティ」:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(2/3 ページ)
アクションゲームにあるまじき敵キャラクター
残り3つの建物をクリアーすれば、ジェニーがとらわれている中央の城へ行ける。「ミュージアム」にいたのは「アーティスト」。パネルにいきなり絵を描きだすという、アクションゲームの敵にあるまじき行動をとる。
こうした個性的な敵キャラクターが、「クインティ」の大きな魅力だ。
そしてその個性を生かす、フィールドの構成も凝っている。スクロールしない1画面のフィールドなのに、ラウンド1〜10までが同じようなものにはならず、それぞれに特徴があるのだ。
新しいラウンドに入るごとに、プレイヤーにその解法を考えさせてくれる。そして多くのラウンドで、その解法はひと通りではない。
絵を描いている間は無防備なので、楽勝! と思っていたが、「クインティ」はそんなに甘いゲームではなかった。
アーティストは意外に足が速く、追いつかれてやられることがしばしば。おまけにラウンド5以降は、アーティストの描いた変な生き物が、敵になって襲いかかってくる。
ラウンド9が見るからに難関。めくれないパネルが市松模様になっていて、攻撃できないうちに囲まれてしまう。
ここで攻略の糸口を探るべく、説明書を読んでみた。
「画面上の敵をすべてやっつけると、その部屋は終了です。また、アーティストの部屋で、彼らがすべてのノーマル・パネルに絵を描き終えたときも、その部屋は終了となります」
ノーマルパネルの少ないこのラウンド。アーティストが全部に絵を描くまで、逃げ回る作戦に変更。しかし、アーティストはある程度の枚数を描くと、絵から出てきた敵が倒されるまで、もうそれ以上描かない。そのうち時間切れで、アーティストが素早くなり、あえなくアウト。
ここで足止めを食うこと11分30秒。35回めの挑戦に失敗したところで、いったんアーティストをあきらめて、「タワー」を攻略することにした。
繰り返される凡ミス
タワーにいるのは「アクロバット」。ジャンパーと同じく飛び跳ねるのだが、カートンが近づくタイミングを見計らって飛ぶので、転ばせにくい。
カートンが近づかなくても攻撃できる、クロスパネルやサンパネル、アタックパネルを駆使して進んだが、ステージ7でつまづいた。エナミーパネルが多くて、やっつけてもやっつけても敵が補充されるのだ。
4分後、13回めの挑戦。クロスパネルでエナミーパネルを消した後、2枚のアタックパネルを往復して、アクロバットを全滅させることに成功した。
今度の難関はラウンド9。目がチカチカするくらいエナミーパネルだらけ。
どこかにサンパネルがないか探す。角にあった。めくるとエナミーパネルはほとんど消えたが、まだアクロバットは全滅しない。
もう1枚あったサンパネルをめくると、……エナミーパネルが復活してしまった。
6分かかって、21回戦。どうにかここもアタックパネルを使って、アクロバットを全滅させた。
ラウンド10も6体のアクロバットに悩まされるが、1体ずつ丹念につぶしてクリアーする。
次は「マッシュルーム」というルームにいる「ミミー」。このゲームの中でいちばん個性的な敵だ。
通称“まねっこミミー”と呼ばれるとおり、カートンが歩くと歩き、カートンが止まると止まる。カートンがパネルをめくると、一緒にパネルをめくるのだ。
ほかのラウンドよりも、じっくり考えることができるのだが、ついつい油断して何度もミスをする。
ボスはカートンの兄・プラム。あっさりクリアー。ゲーム開始から2時間40分。後回しにしていた、アーティストのラウンド9へ戻る。
いきなりアーティストの目の前で止まってしまって1ミス。ミミーとごっちゃになってしまった。
全部のパネルに絵を描くのを待っていられないので、全員倒す作戦に切り替える。前の挑戦と合わせて16分、合計48回めのトライで、アーティストを全員倒し、ラウンド9をようやくクリアー。
しかしまだボス戦が残っている。ボスもやはり6人のアーティスト。
ここのアーティストは、アーティストを描く。アーティストを倒しても、絵の中から補充されるので、全然人数が減っていかない。
このラウンドこそ、全部のパネルに絵を描かせて攻略する面だろう。まだ絵の描かれてないパネルに、アーティストを誘導するのは苦労したが、10分後、15回めの挑戦で、何とか全部のパネルを絵で埋め尽くすことに成功した。
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