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「ドラゴンクエスト VII」の販売状況を調べるべく，SOFTBANK GAMESの取材班が秋葉原に到着したころにはすっかり夜も明け，始発の電車も動き出したころだった。結局ラオックス ザ・コンピュータGAME館の列で夜を明かした人は200名強といったところ。 しかし，秋葉原の駅に電車が到着するたびに列はみるみる長くなっていく。結局7時の販売開始の時点で600名程度の列にまでなっていた。600名というのはラオックスの前から店舗の横を駅前広場に向かい，この駅前広場を2周弱回る程度。 
このラオックスでは列に並んでいる方々にドラクエの歴史を紹介したパンフレットを配布しており，販売開始までの間，このパンフレットを読みふける姿も多く見られたのだ。 一方，ソフマップに並ぶ列の先頭にはあの女性の元気な姿があった。秋葉原の夜を無事に過ごせたようで，われわれスタッフも安心の笑顔。ソフマップの列も始発後にどんどん長くなっていき，販売開始の時点では350名以上が並んでいた。 
ラオックスでもそうなのだが，ソフマップの列で顕著に見られたのが女性の割合の高さだ。彼氏とかと来てるわけでもなく，1人，あるいは女性2人で並んでいる姿が多々見受けられる。 それともう1つ，いつもの行列と違う雰囲気を醸し出していたのが，年齢層の幅というか，かなり上の年齢層のユーザーが多いということ。こういった面からもドラクエの長い歴史を感じられた。 
販売開始を15分後にひかえたラオックスの前では缶コーヒーが，またソフマップの方ではクラッカーがそれぞれ配られ，ユーザーに喜ばれていたのが印象的。 そしていよいよ午前7時。ラオックスの前では店員の方がマイクを手に販売開始の案内をし，並んだ人々を1階と2階へ交互に案内し，整然と販売が始まった。 
ソフマップでは7時になると事前に配られたクラッカーをみんなで鳴らした後，これまた整然と列は進みだす。ソフマップでは1階から5階までのフロアを使って販売を行っていたため，列が進むのも早かったようだ。 
この後も混乱など全くなく，販売は順調に進んでいった。実は並んでいた人も暑さと徹夜明け，あるいは早朝からの行動開始でややグッタリ気味なのだ。レジに向かう姿にも喜びよりも疲れが表れているのが印象的だった……。 
ところで，秋葉原ではこれ以外の店舗でも実は早朝販売を行っていた。ヤマギワ，ナカウラ，石丸電気ソフトワンなどなど，主要な店舗でも並んでいる人の姿はあったのだ。しかしそれも30名ぐらいの列。ラオックスのすぐ隣のお店でも販売を行っていたのだが，並んでも待ち時間はせいぜい5分という程度。まだ数百名が並ぶラオックスの隣で，我々スタッフは簡単にドラクエVIIを手に入れてしまった……。 今回のドラクエVIIでは，余裕のある入荷数をどこの店舗でも確保しており，整理券を配布する必要もなく，だれもが簡単に手に入れられたようだ。また秋葉原はお店側の対応も手馴れた様子があり，混乱なども皆無。終始整然とした秋葉原のドラクエVIIキックオフだった。 [SOFTBANK GAMES]
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2000年8月26日 更新
秋葉原ではやはりお約束の大行列
