コナミは9月27日,同社の中国現地法人で家庭用ゲームソフト制作会社・コナミソフトウェア上海(KS上海)を10月1日から開業することを明らかにした。
KS上海は,コナミの全額出資により6月29日に設立された。米国に次ぐコナミグループにおける海外で2番目の家庭用ゲーム制作会社となる。代表取締役は北上一三誌。
中国での現地法人設立の背景には,昨今のゲーム制作費の高騰も影響している。コナミでは,グループの制作ラインの一部を中国にシフトすることで,戦略的補完関係を築き,制作費の抑制と制作体制の増強を狙う。
開業を目前にしたKS上海では,面接・審査により,既に約80名のスタッフの入社が決定している。人材募集は7月に行われたが,中国全土から約2000もの応募が殺到したという。コナミによれば,今後さらに体制を強化し約200名を目処に増員していく計画だ。
[原 毅彦,SOFTBANK GAMES]