コナミは11月21日,2000年9月中間決算報告会を開催し,売上で744億円,経常利益で159億円となることを発表した。
同社は,「遊戯王デュアルモンスターズ」のカードゲームを代表としたクリエイティブプロダクツ(CP)部門の売上が,約1.7倍(通期予想)と大幅増収となることを発表。またコンシューマソフトウェア(CS)事業においても,上期での国内出荷が550万本となるなど,シェアで17.3%のトップになったことも合わせて述べた。
しかしながらアミューズメントマシン(AM)事業では,業界の落ち込みに伴い,通期で減収となる予想を立てている。
同社では,下期の施策として,CS事業では定番スポーツタイトルや音楽ゲームの充実,「グリンチ」などの映画タイトル発売などで,国内外合わせて58タイトルを市場に投入していく。
また,好調のCP部門では,新たなカードを販売するほか,携帯ゲームやキャラクターグッズなどにも参入する予定。AM事業においても新しいコンセプトの「ザ・警察官 新宿24時」を投入することにより,以前の音楽ゲームのヒットのような業界全体の活性化を目指していくとのこと。
XBoxへの参入表明や,ときめもファンドの導入,カジノ機器の生産開始など,多彩な戦略を行う同社の動向は気になるところだ。
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