タカラは，平成13年度通期の業績を発表，連結で売上高440億円，経常利益20億4,800万円，純利益16億円の黒字転換となったことを明らかにした（前期は売上高430億，経常損失16億，純損失57億円の赤字）。

　同社は，今期に人員削減をはじめとした抜本的な経営改革を推進。またTVにつなぐだけでカラオケができる「e-kara」や，ビールサーバー「Let's Beer」，アニメの放映も開始された「ベイブレード」など，主力である玩具部門が大幅に改善したことも今回の黒字転換に貢献した。

　また，アミューズメント施設においても，スクラップアンドビルドを実施。新規店の売上・利益がともに好調に推移したことにより，期間収益の黒字化が定着している。

　タカラでは，次期以降の経営方針として，「e-kara」や「ベイブレード」「Let's Beer」をロングセラー商品へ育成。ほかに，生まれ変わった「だっこちゃん」の発売や，TVアニメ「コメットさん」「パラッパラッパー」の提供などにより，売上高610億円，経常利益39億円，純利益で38億円を達成したい意向だ。

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