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NEWS 1999年12月9日 更新

icon Internet Worldのカンファレンスで
バンダイがネットビジネス展開を説明

 既報の通り,現在幕張メッセで「Internet World Japan '99」(主催:IDGジャパン)が開催されている(11日まで)。

 同イベントでは,「e-* Conference '99」と名付けられた,インターネットビジネスの事例などを紹介するカンファレンスが連日行われている。今日(12月9日)は,バンダイによるゲーム関連のセッションも用意された。

 壇上に立ったのは,バンダイの開発本部 ニュープロパティ開発部 部長の林 俊樹氏。

 林氏は,ここ数年インターネットを趣味やエンターテイメントで利用するユーザーが増加していること,特に10代〜20代の若者にその傾向が強いことなどを解説。DCをはじめ,今後登場する同社の「ワンダーゲート」(後述)やPS2などにより,若者のインターネットユーザー(予備軍)はさらに増加する,と見ている。

 同時にバンダイの玩具ビジネスにおいて,ターゲット層の3歳〜5歳の低年齢層の人口が減少していることにも触れ,キャラクター製品を従来よりも上の年齢層を狙った展開にする必要があるとした。林氏は「このバンダイの市場拡大の方向性と,年齢が下がっているインターネットユーザー予備軍の方向性が重なる」と,同社がゲーム配信などをネット事業に注力している理由を説明する。

 次いで林氏は,バンダイのネットワークビジネスへの取り組みについても事例を交えて紹介。「どこでも,楽しく,簡単に」をコンセプトに,i-modeなど高機能携帯電話,Webサイト,さらには「ワンダーゲート」による,3つの展開を行っているという。

 中でもi-modeをターゲットにしたコンテンツ提供が,好調だということが注目される。林氏によれば11月末現在で270万台というi-mode対応機の23%が,バンダイ提供のコンテンツを利用しているとのこと。

 同社のi-mode向けコンテンツも,アイディアの宝庫。サラリーマンのi-modeユーザーを意識した「松下幸之助 語録」を日替わりで配信しているほか,バーチャルポイントを稼ぐのが楽しいクイズ「ドコでも遊ベガス」や,マルチプレイ対戦ゲーム「ミスティック・グラップル」なども提供している。

 またWEBでもカードコレクションゲーム,ミニゲーム,さらに通販コーナーを展開中だ。いずれも,低価格ながら有料となっているが,ゲームをネットビジネスとして確立するためにも「有料にこだわりたい」(林氏)というコンセプトで展開しているとのこと。

 さらに,同社の携帯ゲーム機・ワンダースワンをインターネット端末とする「ワンダーゲート」の展開も含め,バンダイは「ワンコンテンツ・マルチユース戦略」を進めて行く意向だ。

 これは,IPテクノロジーを利用した(WEBベース)コンテンツを,PC,コンシューマーゲーム機,BSなどデータ放送,さらに携帯電話からでも利用できるよう移植可能とし,コンテンツ制作の効率化と利益拡大を狙ったものだという。

[原 毅彦,SOFTBANK GAMES]

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