CHIGUSA 「ビデオエフェクトのミラーを使ってるの。でも、これ自分の顔を見られないから……む、難しくて……あ、疲れた」
一同 「大爆笑」
周りで見ていたスタッフも爆笑。ちょっとスロースターター気味のCHIGUSAのパフォーマンスにみんな大受けしていた。このミラーごっこが他の4人にも伝染してしまい、しばらく会話が中断してしまった。
このように5人がどんどんポップアップやビデオエフェクトで自分の発言にうまく表情をつけることができるのは、エフェクト機能の多彩さにあると言えるだろう。
5人がもっとも頻繁に使っているのはポップアップ機能だ。自分の画像に絵文字のような20種類のイラストをのせ、効果音もつけて表示できるポップアップはインパクトは大きい。表現としては携帯電話メールの絵文字のような効果があるので、送る方も受け取る方もスムーズにコミュニケーションを取る方法として高い効果を上げている。
同様にビデオエフェクト機能も、自分の画像にモザイクをかけたり、モノクロやセピアのような10種類の“ちょっとした”特殊効果を与えることができるので、親しみやすく受け入れられているようだ。ビデオエフェクトには顔や部屋を見せたくないときに静止画を選ぶこともできる。
またボイスエフェクト機能は、ロボット、おじさん、お姉さん、子どもといった7つの特殊効果で声をカラフルに変えることができる。さらにシェイク機能には12種類の振動パターンを参加者全員のコントローラに送れる。映像や音声に効果を与えて演出できるのは、文字だけのチャットとはまたひと味もふた味も違ったビデオチャットの醍醐味と言える。映像や音に加え、振動まで送ることができるこの臨場感はXbox Video Chatならではだろう。
さてそうこうしているうちに5人全員でのお仕事だったイベント会場でのことが話題に。
KAORI 「お仕事そのものはとってもたのしかったのにちょっと残念なことがあったんだ〜」
「えー、なになに?」とみんな乗り出してきた。
KAORI 「あの日のお弁当なんかおいしくなかったんだよね〜」
RYOKO 「なんだ、お弁当の話かぁ」
HIROE 「もっと深刻な話題かと思った」
EMIKO 「でも、そういうのって大事じゃない?」
KAORI 「そうそう、おいしいもの食べるとなんか元気が出るっていうか」
CHIGUSA 「え〜、お弁当おいしくなかったの〜」
KAORI 「CHIGUSA食べなかったの?」
CHIGUSA 「うん、私、他のお仕事で現地入りが遅くなったでしょう。来る前にお台場のカフェで食べてきたんだ。パスタだったんだけど、結構、おいしかったんだ」
4人 「え〜、なにそれ〜」と一斉にブーイング。
そんな話をしているとRYOKOの携帯電話がなった。
RYOKO 「ごめ〜ん、友達からだ。ちょっとはずすね」
と言ってRYOKOが消えるとしばらく休憩ということになった。
そのまま入れ替わりでXboxの前に座っているもの同士で、まったりとした雰囲気の時間が流れた。
EMIKO 「なんかだんだん自分の部屋にいるみたいな感じになってきたね〜」
RYOKO 「そうそう、みんなが部屋に遊びに来ているみたい」とほんとにゆったりした様子のRYOKO。
EMIKO 「あ、RYOKOずるいなぁ、自分はソファだからゆったりしてる」
RYOKO 「えへへへ、音楽かえてみようか」とBGM機能からRelaxを選択する。
こうしていかにも自分の部屋にいるように過ごせるのは、通信時間を気にしたりせずにすむXbox Video Chatのよい点と言えるだろう。そこへ空いている席にビデオエフェクトでモザイクを掛けた画像とボイスエフェクトでお姉さんの声に変えて謎の人物が登場した。
? 「みんな楽しんでる〜?」
EMIKO 「? ん? この声、だれ〜?」
? 「だれでしょう〜」
RYOKO 「きゃ〜! これって大木さん?」
大木 「ははは、ばれちゃったか。もうちょっと声を掛けずにこっそりお話を聞いていればよかったですね。さて、そろそろみなさんに今日の感想を聞きたいと思ういますが、みなさん揃ってますか?」
というわけで全員集合で再着席。
大木 「いろいろありましたが、それぞれ、Xbox Video Chatの感想を聞かせていただけますか?」
EMIKO 「実際にお部屋で音楽をかけたりして一緒に過ごしているみたい。顔が見えるから、しゃべらなくてもそれだけでいいな」
CHIGUSA 「私はメッセンジャーを使っているんですけど、ビデオチャットの面白さに大ファンになってしまいました」
KAORI 「一人暮らししている人とか友達にいるんですけど、実家のお母さんとかとXbox Video Chatで顔を見ながらお話できたら、安心するんじゃないかな」
HIROE 「ほんと、顔が見えるっていいですね」
RYOKO 「自分のお部屋でまったりワインでも飲みながら、ゆっくり楽しんでみたいですね。いままでのゲーム機とは全然違う使い方ができるのがホントに驚きでした」
ITmedia 「それでは最後にみなさん、Xbox Video Chatはいかがでしたか?」
「楽しかったっ!」と全員が笑顔のポップアップなどで大満足の様子。
大木 「もうすっかり使いこなしてますね。本当に驚きました」
こうして無事にIT GIRLSのXbox Video Chat体験を終えることができた。メンバーの誰もが実際に使い始めて何分もしないうちにさまざまなエフェクト機能を活用しはじめたのには正直驚いた。さらには無意識にか、画面での自分を見て、前に乗り出したりして映り具合を修正するところまで使いこなしているのには驚かざるをえなかった。
最後に今回はデモということで実際に使われなかったいくつかの機能があるので、ここで紹介しておこう。
二人きりで話がしたいというような時には、参加者制限機能で参加を限定することができる。また完全にシャットアウトしたい人がいる場合は、セキュリティで参加者を強制的に退場させることができる。これはできれば利用したくない機能だが、よりリアルなコミュニケーションの場だけに、時と場合によっては大変重要な機能だろう。
またXbox Video Chatの最中に、今いる部屋の中にチャットを見てほしくない人が急に入ってきた、といった不意の事態にすべての画面を消して、音声もワンタッチでオフにする全画面MUTE機能も搭載されている。
Xbox Video Chatの特徴は、多彩な機能や使って楽しいものであることもさることながら、ゲーム開発のノウハウを注ぎ込んでゲームコントローラのボタンを1、2回操作するだけで思い通りの機能を表示できるユーザインタフェースのすばらしさや、ユーザーのめまぐるしく変わる考えや心の変化にレスポンスよく反応できるハードウェアの高い機能も特筆すべき点だ。
今回のリポートから、Xbox Video Chatが映像や音声など五感に直接、訴えかけるリアルなコミュニケーションであることは十分ご理解いただけたことと思う。実際、IT GIRLSの5人はとても反応よくビデオチャットにのめり込んでいき、結局、すっかり自分の部屋にいるのと同じように(たぶん)ゆったりして過ごしていた。これはこれまでのPCコミュニケーションと大きく異なるものであり、カジュアルなビデオコミュニケーションを実現する大きな原動力となるだろう。
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