画面はすべてシネマモードに設定し、カメラ側のホワイトバランスはデーライト固定、マニュアルで露出を決め、すべて同じ露出設定で撮影している。
単板DLP機だけにグレーバランスは良く、各色の階調において色相のブレはほとんどない。色そのものは安心してみていられるものだが、高濃度の色や暗部の表現は今ひとつパッとしない。ダンサー右の赤いTシャツや車の黄色などは、もう少し高めの濃度で描いて欲しいところ。明るい肌色も階調はあるものの、やや素っ気なく映る。
その分、中明色より明るい部分はDLP機としては階調も滑らか。カラーフィルターの切り替え速度が遅い分だけ、階調表現の面では有利ということだろう。もっとも、暗部の階調に劣るのは単板DLP機の宿命といったところか。
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