本体は縦型で、横幅115ミリとコンパクト。一般的なミニコンポのように左右へスピーカーをくっつけて置けば、占有面積はかなり小さくてすむ。しかし、映画を楽しむのであれば、テレビと並べるため、そうもいかない。それに、音響面でも左右のスピーカーは適度に距離をとったほうがいいだろう。
本体は構造上、横置きには対応していない。いずれにせよ、本体前面には表示部が搭載されているので無理がある。この表示部には、2行のドットマトリクスに加え、「DTS」「Dolby Digital」などのマークが5行ほど並び、なかなか豊富な情報量だ。
ディスプレイのバックライトはブルーで、DVD・MD挿入口を示すサイドライトもブルー。本体のミラー仕上げとあいまって、かなり派手な印象を受ける。ただ、高級感はあまりない。DVD、MDともにディスクはスロットイン方式でセットされる。ともに、外側に表面を向けて挿入すればいい。
本体部の背面にある端子はやや少なめ。出力に関しては、映像がS、コンポジット、およびD2端子、音声はデジタル光出力(角型)やサブウーファープリアウトもあるが、それ以外の外部機器との接続はアナログ音声入出力(AUX)1系統のみとなる。
スピーカーケーブルは本体側、スピーカー側ともバラで接続。付属ケーブルはフロント用2本が2メートル、サラウンド用2本が4メートルで、フロント用は+側が赤で色分けされた一般的なものだが、サラウンドは端子、ケーブルとも+が青で示されている。
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