フォーカス機能の向上によって、静止画撮影機能はよりデジタルカメラに近づいた。
オートフォーカスには、キヤノン製デジタルカメラ「IXY DIGITAL」「PowerShot」でおなじみの「9点AiAF」を採用。これはファインダー内の広範囲に、被写体との距離を測る測距枠を9点配置することで、より精度の高いピント合わせを実現したものだ。実用性はもちろん高いが、それ以上にDVカメラにはちょっと飽きを感じたユーザーに、デジカメとして撮る楽しみを感じさせてくれる“使っていて新鮮”な機能だ。
キヤノンのDVカメラは、あくまで自然で豊かな色表現が特徴だが、「FV M30 KIT」もその例に漏れず、特定の色が強調される感じがなく、普段の見た目に近い映像を提供してくれる。解像感も十分に高い。
外観は、ともすると一般的な“ファミリー向けカンタンビデオカメラ”のようだが、その内容は光学式手ぶれ補正、各種自動露出、9点AiAF、フォーカスリングなど、こだわりユーザーにも対応できる機能を搭載している。ミニビデオライトの実用性も高い。まさに「羊の皮をかぶった狼」なのである。
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