また、ジョイスティックはカーソルだけではなく、各モードごとのファンクションキーとしての役割も持たされている。たとえば、テープ再生モードでは上下左右へ倒せば、再生/停止/巻き戻し/早送りの操作キーの代わりとなる。こうした場面では、ジョイスティックの先についた青色LEDが点灯して、利用可能だということを教えてくれる。また、液晶モニタ、またはファインダ内には、円盤上にアイコンが配置された操作説明も表示。
少なくとも、各アイコンがどの機能を意味しているかは理解しておく必要はあるが、全体にはわかりやすい印象だ。配置としては、右手親指でモードダイヤルおよびジョイスティックを動かし、電源やメニューボタンは左手で操作する感じだ。
撮影モードは左側面のレバーを使い、フルオートとマニュアルが切り替えられる。さらに、押し込めばマニュアルフォーカスとなり、フォーカスリングで焦点を手動で合わせられる。回転は滑らかな感触。
マニュアル撮影時にも、機能呼び出しや各種調整にジョイスティックを利用。ただし、前述のテープ再生の操作キーよりも項目はずっと多くなるものの、ジョイスティックは上下左右の4方向キーにしかならない。そこで、機能アイコンは最大4つずつのいくつかのグループに分けられ、決定(ジョイスティック押し込み)でページめくりを行うようになっている。
テープ撮影のマニュアルモードでジョイスティックを押し込めば、アイコンメニューの中央に「3/3(ページ)」と表示され、下を押すと、白バランス、シャッター速度、明るさ(絞り、ゲイン)が順にメニュー表示され、左右で調整が可能。同様に、「1/3」では、テレマクロ、逆光補正、美肌モード、フェード、「2/3」ではカラーナイトビュー、撮影チェック(最後に撮影した部分を2〜3秒分だけ巻き戻して再生)を行える。
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