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取り回しのよさと性能のバランス優れた3CCD機――松下「NV-GS250」レビュー:ビデオカメラ特集(2/3 ページ)

» 2005年02月15日 00時00分 公開
[浅井研二,ITmedia]
photo 電源スイッチとモード切換ダイアルは別々になっている。モード切換ダイアルの中央にジョイスティックが装備され、使用可能時には写真のように先端が青く光る
photo 撮影モードで、マニュアル設定や各種効果を呼び出す際にもジョイスティックを利用。これは40センチまで近づけるテレマクロを実行。アイコン表示なので、どの機能を意味するかはあらかじめ知っておく必要がある

 また、ジョイスティックはカーソルだけではなく、各モードごとのファンクションキーとしての役割も持たされている。たとえば、テープ再生モードでは上下左右へ倒せば、再生/停止/巻き戻し/早送りの操作キーの代わりとなる。こうした場面では、ジョイスティックの先についた青色LEDが点灯して、利用可能だということを教えてくれる。また、液晶モニタ、またはファインダ内には、円盤上にアイコンが配置された操作説明も表示。

photo テープ再生時には、ジョイスティックが再生/一時停止・巻き戻し・早送り・停止ボタンの代わりとなる
photo メニュー画面はフォントの大きな日本語表示で見やすい。カーソル移動はもちろんジョイスティックで行い、スティック押し込みで決定

 少なくとも、各アイコンがどの機能を意味しているかは理解しておく必要はあるが、全体にはわかりやすい印象だ。配置としては、右手親指でモードダイヤルおよびジョイスティックを動かし、電源やメニューボタンは左手で操作する感じだ。

photo 液晶モニターは11万画素・2.5インチ。「NV-GS400K」の約20万画素(3.5インチポリシリコン液晶)よりもかなり粗い感じで、肉眼でも液晶の格子がはっきり見えてしまう
photo モニタを開いた部分には、液晶の輝度を約2倍に上げるPower LCDボタン、マニュアル撮影切換スイッチのほか、DV端子を装備

 撮影モードは左側面のレバーを使い、フルオートとマニュアルが切り替えられる。さらに、押し込めばマニュアルフォーカスとなり、フォーカスリングで焦点を手動で合わせられる。回転は滑らかな感触。

 マニュアル撮影時にも、機能呼び出しや各種調整にジョイスティックを利用。ただし、前述のテープ再生の操作キーよりも項目はずっと多くなるものの、ジョイスティックは上下左右の4方向キーにしかならない。そこで、機能アイコンは最大4つずつのいくつかのグループに分けられ、決定(ジョイスティック押し込み)でページめくりを行うようになっている。

 テープ撮影のマニュアルモードでジョイスティックを押し込めば、アイコンメニューの中央に「3/3(ページ)」と表示され、下を押すと、白バランス、シャッター速度、明るさ(絞り、ゲイン)が順にメニュー表示され、左右で調整が可能。同様に、「1/3」では、テレマクロ、逆光補正、美肌モード、フェード、「2/3」ではカラーナイトビュー、撮影チェック(最後に撮影した部分を2〜3秒分だけ巻き戻して再生)を行える。

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