音楽再生時の音質は、コンパクトなボディに似合わないパワフルなもの。しかし、一昔前に流行った“低音を強調”する音響効果などと異なり、あくまで自然に聞こえるのがありがたい。D-Snapシリーズが内蔵する「D.SOUNDエンジン」は、デジタルアンプやイコライザー、そして音楽を圧縮する際に失われる高域部分を圧縮データから推定して補完しながら再生する「リ・マスター」機能などを1チップ化したもの。クリアで嫌みのない音は、リ・マスター回路の恩恵だろうか。
内蔵バッテリーには、角形のニッケル水素充電池を採用しており、約3.5時間の充電で最長14時間30分の音楽再生が可能だ。充電はACアダプター、USB充電が可能。SV-SD100乾電池を使った専用チャージャー(SV-SD100Vのみ)を利用できる“3Way”対応。充電池と乾電池チャージャーを併用すると、約50時間の長時間再生が可能になる。
また、操作は「モード」ボタンで機能一覧。右側の「早送り」「巻き戻し」で選択し、「再生/一時停止」ボタンで決定というシンプルさ。少しいじっていれば、すぐ理解できる。
また、SV-SD100Vの場合は、FMステレオチューナーとボイスレコーダー機能、そしてラジオ放送の録音もサポートしている。録音時の音声フォーマットはG.726。録音ファイルには、ボイスレコーダーなら「V0001」、FMラジオなら「F0001」といった通し番号のファイル名が付き、音楽ファイルと同様にSD Jukeboxで管理できる。
再生スピードの変更などはできないため、ICレコーダー専用機のような利便性はないが、音声メモなどには十分使える
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