起動は上面の電源ボタン。2秒弱でレンズカバーが開いて撮影可能になる。液晶モニターは2.5インチで比較的明るい。
基本操作は従来のDiMAGEを継承した。メニュー内に「手ブレ補正」や「ハイブライトLCD」(バックライトを明るくして晴天下でも見やすくする機能)が追加されているくらいで、基本的な機能はシンプル。露出補正、ホワイトバランス、ISO感度、シャープネスやコントラストの補正がはいっている。
便利なのは、背面の十字キーをカスタマイズできること。上下と左右に対して機能を割り当てられる。わたしは左右を露出補正に、上下をISO感度設定に割り当ててみたが、これはなかなか快適だ。
ISO感度はISO50〜200と、上限が200どまり。手ブレ補正が効く分、ISO200でもあまり困らないが、やはりISO400までは欲しかったなあと思う。ISOオート時は上限をISO160として上がっていくようだ。
なお、ちょっと暗い場所だと撮影後に「ノイズリダクション実行中」と表示が出て少し待たされる。スローシャッター時に自動ノイズリダクションを行うデジカメは多いが、DiMAGE X1はかなり早めに処理をかけているようだ。そのおかげかISO200時のノイズはあまり気にならない。
バッテリーは薄型のリチウムイオン充電池で容量は840mAh。そんなに小さいわけではないが、バッテリー駆動時間はCIPA規格で約150枚とかなり少ない。1日フルに使ったらキツイ。手ブレ補正機構が多少なりともバッテリを食うだろうから(手ブレ補正を常時オンにしておくと、全体がやや熱を持つ傾向もあった)、手ブレ補正モードは、露光時のみ補正がかかる「モード2」がいいかも。
充電は専用のクレードルで行う。このクレードルがユニークなのは、バッテリー単体の充電もできること。DiMAGE X1を本格的に使うなら、予備バッテリを1つ用意し、別途充電しておきたい。
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