特に両手でホールドしている場合には、CAMERA/PLAYモード切替とスタート/ストップ(撮影)ボタンが一体化された電源スイッチのみならず、MENU(メニュー呼び出し)、SET(上下で項目選択、押し込みで決定)、FUNC.(機能メニュー呼び出し)といった操作をすべて、右手の親指だけで難なく実行可能だ。テープ/カード切替スイッチも電源スイッチのすぐ下に配置されている。
全体にボタン類はストロークが短く、決して押しやすくはないのだが、これはボディの凹凸を極力減らすための措置だろう。ただ、本体のサイズを考慮すれば、各々で十分なほどの大きさは確保されている。さらに、左側面や上面のボタン類には周辺に溝が彫られていたり、手前のFUNC.、FOCUS(マニュアルフォーカス)、EXP(露出調整)は高さは狭いものの、幅がかなり広く確保されていたりと、工夫のあとが見られる。
液晶画面を開く際にも、前述のワンタッチオープンLCD機構により、OPENボタンを軽く押せば、自動的にポップアップしてくれる。「DC20」と同じく、バッテリーパックは液晶画面の下へ装着する仕組みだ。そのため、「IXY DV M5」とは異なり、大容量バッテリーパックのオプションなどは用意されていないが、標準バッテリーパックでも、60分のDVテープ1本分を撮り切る程度の持続時間は確保されている。
撮像素子には1/3.9型インターレースCCDを採用。総画素数は約220万、有効画素数はテープ記録時で約123万、カード記録時で約200万となる。つまり、撮影性能自体は「DC20」と同じレベルといっていいだろう(「IXY DV M5」は総画素数約429万の1/2.8型インターレースCCDを搭載)。静止画撮影では、最大1632×1224ピクセルでの記録が可能だ。
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