理想のピュアサウンド、迫力のシアター音響を体感――「AVアンプ体験イベント」リポート(2/2 ページ)

» 2005年12月01日 00時00分 公開
[ITmedia]
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 価格帯の異なるスピーカーを同じアンプで鳴らしてみると、どんな違いがあるのだろうか。オーディオファンなら誰しも興味のあるテーマだが、今回のイベントでは、Grand Piano Domusとヤマハの新製品「NS-525F」でこのテーマにチャレンジ。ペアで67万2000円(Teak仕様)のGrand Piano Domusに対して、12万6000円(ペア)のNS-525Fがどこまで健闘するかに興味が集まった。

 聴き比べに使ったコンテンツは「MISIA/星空のライヴ」から「キスして抱きしめて」。

 「Grand Piano Domusは、アンプの特性を素直に表現してくれるのですが、この曲をDSP-AX4600との組み合わせで聴いてみると、静けさのなかに音が現れてくる感じがよく表現されていますね」(本田氏)

 イベント会場では2台のスピーカーを瞬時に入れ替えて、参加者が直前のスピーカーの音の印象を忘れないようにしながら比較できるようにした。

 「価格差では1/5〜1/6もあるNS-525Fですが、非常に健闘しているという印象を受けましたね。最近の国産スピーカーは箱鳴りが強いものが多く、ヤマハの最近の製品もそういう傾向があったのですが、ヤマハはもともと密閉型のシマリの良いサウンドを得意とするメーカーで、過去は名器と呼ばれるスピーカーをいくつも輩出してきました。NS-525Fは、そんなかつての“NSシリーズ”の復活を感じさせる製品に仕上がっており、ナチュラルな聴きやすいサウンドになっていると思います」(本田氏)

 このNS-525Fを5本使用した本田氏オリジナルの7.1chマルチシステムでは、素直でスピード感のあるサウンド特性で音楽から映画まで幅広いソースに対応できる新NS-525シリーズが本領を発揮した。

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 マルチchの音楽SACDとして「Jacintha/The girls from Bossa Nova」「Mari Kodama/ベートーヴェン ピアノソナタ第14番・月光」「Steely Dan/Gaucho」「David Sanborn/Time Again」と、クラシックからロック、ジャズ、ボサノバまで幅広いジャンルの音楽を試聴。

 映像コンテンツは、11月に発売されたばかりのヤマハDLPプロジェクター新製品「DPX-1300」を使って120インチのスクリーンに投影。Blu-ray Discから「スパイダーマン2」(MPEG-2/36Mbps+ノンリニア圧縮 AAC5.1)を視聴したほか、DVDコンテンツとして「U-571」(DTSデモディスクのDTSコアフルレート版)「グラディエーター」(DTS-ESディスクリート6.1版)「STARWARS episodeIII」(Dolby Digital EX)「クイーン・ビデオ・ベストヒット」(PAL、DTS 24/96フルレート版)「コンサート・フォー・ジョージ(Dolby Digital)を視聴。参加者は迫力あるサウンドと映像を満喫していた。

photo ヤマハのDLPプロジェクター新製品「DPX-1300」を使って映像コンテンツを視聴

 「これだけ広い会場で、家庭用のトールボーイスピーカーを鳴らすわけですから、かなりの音量を出しています。そうすると、たいていは音の肉付きが薄くなるのですが、今回のDSP-AX4600とNS-525シリーズとの組み合わせはそんな感じはほとんど受けませんでした。ヤマハのAVアンプというとシネマDSPなど音場効果のイメージが強いですが、今回はあえてそのようなエフェクトもかけませんでした。ナチュラルなサウンドを聴いてもらえたと思います」(本田氏)

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 今回のイベントに参加してもらった人の中から、「ぜひ使ってみたい」というユーザー1人にDSP-AX4600を提供し、現在モニターを行ってもらっている。12月初旬に本田氏がこのユーザー宅を訪問し、セッティングのアドバイスなども盛り込みながら、DSP-AX4600の使用感を取材。ユーザーの“生きた声”でDSP-AX4600の魅力を読者にお届けする予定だ。「ユーザー訪問記」は引き続きITmedia LifeStyle内の「YAMAHAチャンネル」にて掲載していく。楽しみにしていてもらいたい。

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提供:ヤマハエレクトロニクスマーケティング株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2005年12月31日