液晶モニターはワイド画面で、動画撮影ではワイドモードが標準になっている。有効画素数は164万で、さらに4:3モードでは218万と、(従来モデルではともに123万画素)大きく向上した。録画品質はこれまでと変わらず、XTRA(VBR・約3〜10Mbps)、FINE(CBR・6Mbps)、STD(CBR・3Mbps)の3モードが用意されている。
静止画撮影は4:3モードのみの対応で、解像度は2016×1512の固定となる。ディスクへの記録時にはDVD-RAMのみ使用可能で、DVD-RWなどは使えない。また、カード記録時は画質をFINE(約1.6Mバイト)/NORM(約1Mバイト)/ECO(約640Kバイト)の3種類から選べるが、DVD-RAMではFINE相当のみとなる。もっとも、ディスクに静止画を記録する場合は、いずれにせよ最高品質でしか撮影しないだろうから、問題はないだろう。
撮影品質については、静止画はもちろん、動画の解像度がかなり改善された印象だ。ただ、静止画で細かい部分を見ていくと特に明確なのだが、階調に関してはやや不足気味といえる。また、撮影時に液晶モニター上の映像を見ていて、色合いが気になったのだが、これはモニター側の特性ではなく、撮影された画像にも同じ傾向が出ている。全体に少し青みが強いといえばいいだろうか。赤い部分がワインレッドに見えてしまう。
再生や編集は、「ディスクナビゲーション」機能を使う。左側面にある「ディスクナビゲーション」ボタンを押すと、ディスクモードであればディスク内の動画・静止画が一覧でき、カードモードであればカード内のファイルを表示できる。また、「ディスクナビゲーション」の手前に配された円形のカーソルキーは、ファイル選択や設定メニューの操作に利用するが、再生制御ボタンも兼ねている。中央の「決定」キーは「再生/一時停止」、上下は「前/後スキップ」、左右は「早戻し/早送り」という割り当てだ。
少しわかりづらく感じるのは、「選択」ボタンの存在だろうか。前述のとおり、メニューの項目選択などには、カーソルキー中央のボタンを使う。では、「選択」は何かというと、「ディスクナビゲーション」で複数のシーンを選ぶときに使用する。また、「分割」編集画面などでは、カーソルキーは再生制御に利用するため、分割したい位置で「決定」キーを押しても、再生/一時停止を実行してしまう。この場合、「選択」ボタンのほうが使用されるというわけだ。
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