本体はスムーズな連続曲面で構成される滑らかなカーバチャーデザインで、見た目にも全体に“丸み”“ふくらみ”を感じさせる印象だ。また、手前から眺めると、右側(ドライブ)と左側(レンズやモニター)に操作ボタン類がきれいに分かれて配置されているのがわかる。左右の手で包み込んでホールドした場合、左右の各々の親指と人差し指を、迷うことなく明快に使い分けられる感じだ。かなりの密集度だった「DC20」とは異なり、配置にもいくらか余裕がある。
基本的な操作は従来と変わらず、電源スイッチで「カメラ」「再生」のモード変更を行い、別に用意されたスイッチで動画/静止画を切り替える。ただ、電源スイッチの操作方法のみ少し変わり、「電源切→カメラ→再生」とスライドさせるのではなく、電源「入」側へ押し込むたびに「カメラ」「再生」がトグルするようになった。また、レンズカバーの開閉は手動ではなく、撮影モード時のみ自動的にオープンしてくれる。
静止画撮影の記録メディア(miniSDカード/ディスク)、手ブレ補正の入/切など、設定画面は「メニュー」ボタンで呼び出せる。一方、撮影時のホワイトバランス設定や記録品質の選択、あるいは、再生時の分割・消去といったコマンドなど、機能メニューの表示は「FUNC.」(ファンクション)ボタンで行う。
また、「DC20」では小型化とのトレードオフか、撮影モードダイヤルが省略され、「P(応用撮影)/AUTO(オート)/SCN(スペシャルシーン)」のモードスイッチと、「FUNC.」ボタンによる機能選択メニュー呼び出しの併用で対応していた。しかし、「DC40」ではモードダイヤルが復活したため、簡単に撮影モードを切り替えられる。
気になる点を挙げるとすれば、反応速度だろうか。電源を入れてから撮影が可能になるまで、ディスクを交換した際には24秒、それ以外の場合でも7秒程度の待ち時間が生じてしまう。ほかに、再生モードでのサムネイル一覧の表示や、操作への反応もやや鈍い。
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