また、ホームメニューのほかに、画面内右下のオプションボタンでも、設定や機能呼び出しを行える。こちらもタブ切替の画面構成にはなっているものの、包括的なメニューではなく、説明書では“パソコンの右クリックのような役割”と書かれているとおり、撮影時・再生時それぞれのモードの状態に応じて、提供される項目が変わる。しかも、フォーカスやプログラムAE、デジタルエフェクト、セルフタイマーなど、ホームメニューにはない項目も含まれている。
以前の3D回転式設定メニューのような派手さはないが、全体的によく整理されており、また、1画面内に並ぶボタンは多くても6個程度なので、文字は読みやすいサイズが確保され、操作の際にも押しづらいということはない。各画面の下にはいま操作している設定や機能の説明も添えられ、また、これとは別に、項目をタッチすると解説ウィンドウが開くヘルプモードも用意されている。
イメージセンサーは「DCR-DVD505」やHDVハンディカム「HDR-HC3」と同じく、1/3型クリアビッドCMOSセンサーを採用。総画素数210万、有効画素数は動画撮影時なら最大143万(16:9時)、静止画撮影なら最大199万(4:3時)となる。HD動画撮影の場合は前述のとおり1440×1080iで記録され、静止画は最大で2304×1728(4:3)での撮影が可能だ。また、動画撮影時のメモリースティックDuoへの静止画撮影、いわゆるデュアル撮影にも対応しており、その際は16:9は2016×1134、4:3は1512×1134の固定となる。
この製品では汎用性を持たせるために、HD画質ではなくSD画質(720×480解像度のMPEG2)で動画撮影し、従来のDVDフォーマットで記録することもできる。ただし、1枚のディスク内にHD動画とSD動画を混在させることは不可能なので(そもそもフォーマットが別だから)、メディア初期化の際にHD/SDを選ぶようになっている。ただ、いずれを選択した場合でも、DVDメディアへの静止画記録ができなくなっている点は残念だ。
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