ユニークな新機能としてフェイスズームイン機能を搭載する。人物を撮影した場合、画像を表示した状態で背面左下の専用ボタンを押すと、ワンタッチで顔を中心に拡大再生ができる。最大10人までを検出でき、ボタンを押すたびに表示される顔が切り替わる。
同社のコンパクトデジカメの同種の機能とは異なり撮影時には顔検出は機能しないが、ピントチェック用にはまずまずの実用性がある。顔に強い陰影がある場合や、顔の向きによっては正確に検出できないときもあるが、その場合は画面中央部の拡大再生となるので、拡大の位置やサイズを手動で動かせばいい。
ライブビュー機能もある。背面のメニューボタンを押し、「ライブ画像表示」の項目から「白黒」または「カラー」を選んでOKを押すと、ミラーとシャッターが開き背面液晶にライブビューが表示される。そして、十字ボタンの上を押すと画面中央部の拡大表示となり、十字ボタンの左右を押すと表示の明るさを調整できる。
CCDの発熱によるノイズの発生を抑えるため、ライブビュー表示には時間制限があり、30秒で自動解除される。またライブビュー表示中はAFが機能せず、表示中にそのままシャッターを押して撮影することもできない。オリンパス「E-330」や松下電器産業「DMC-L1」のライブビュー機能に比べて制約は多いが、マニュアルフォーカスによって厳密なピント合わせができるので、三脚を使用したマクロ撮影などでは役立つ機能だ。
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