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夏の行楽に最適なヘビーデューティ機――オリンパス「μ780」&「μ770SW」レビュー:「デジカメ中華旅行・海編」(2/3 ページ)

» 2007年07月09日 12時07分 公開
[永山昌克,ITmedia]

手ブレ補正対応「μ780」で撮る夜景

 続いて上海の市街地に戻って夜景を撮影した。本来は、カメラを三脚にセットして低感度で撮ると美しい夜景になる。ただし、ちょっとした旅行に三脚を持って行くのは厄介だし、フットワークが悪くなる。そこで今回はあえて三脚は使わず、手持ちでの夜景撮影を試みた。

photo 夜景など暗いシーンを撮るには、手ブレ補正対応のμ780が便利

 「μ780」は、CCDシフト式の手ブレ補正機構を内蔵するので、感度をあまり高めずに手持ちで撮ってもブレにくい。ズームのワイド側なら1/4秒の低速シャッターでも、ほとんどのカットはブレなかった。また、歩道橋や橋の欄干にカメラを置いたり、その場にある木やベンチなど適当なものにカメラを押し付けてシャッターを押せば、たとえ三脚がなくても何とかなる。

 ただし、μ780はシャッターボタンを半押ししても、シャッター速度が表示されない。シャッター速度を見て、ブレるかブレないかの判断をしたいところだが、それができない。ほかのμシリーズと同じく、基本は押すだけのフルオート機であるため、撮影時に余計な情報を表示させず、なるべくシンプルな操作を意図してるためと思われる。代わりに、ブレる危険性が高くなる低速シャッター時には、フラッシュマークが点滅する。

photo 淮海路の電脳街で見かけたオリンパスの看板。シャッター速度1/13秒。μ780
photo 百貨店やファッションビルが建ち並ぶ徐家区。シャッター速度1/2秒。μ780
photo カメラを欄干に置き、ブレ防止のためセルフタイマーでシャッターを切った。シャッター速度1/2秒。μ780

photo 手持ちでブレる場合は、感度を高めること。ISO400を選び、シャッター速度1/4秒で撮影。μ770SW
photo こちらは上海ではなくアモイの夜景。シーンプログラムの「夜景」を使用。μ780
photo 光学5倍ズームを生かし、同じ位置からアップで撮影。μ780

photo 手ブレ補正があっても、低速すぎたり、構え方が悪いとブレてしまうことはある。これは失敗例。μ780
photo 感度をISO800に切り替えて、シャッター速度1/15秒で撮影。ブレずに、シャープに写った。μ780

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