続いて上海の市街地に戻って夜景を撮影した。本来は、カメラを三脚にセットして低感度で撮ると美しい夜景になる。ただし、ちょっとした旅行に三脚を持って行くのは厄介だし、フットワークが悪くなる。そこで今回はあえて三脚は使わず、手持ちでの夜景撮影を試みた。
「μ780」は、CCDシフト式の手ブレ補正機構を内蔵するので、感度をあまり高めずに手持ちで撮ってもブレにくい。ズームのワイド側なら1/4秒の低速シャッターでも、ほとんどのカットはブレなかった。また、歩道橋や橋の欄干にカメラを置いたり、その場にある木やベンチなど適当なものにカメラを押し付けてシャッターを押せば、たとえ三脚がなくても何とかなる。
ただし、μ780はシャッターボタンを半押ししても、シャッター速度が表示されない。シャッター速度を見て、ブレるかブレないかの判断をしたいところだが、それができない。ほかのμシリーズと同じく、基本は押すだけのフルオート機であるため、撮影時に余計な情報を表示させず、なるべくシンプルな操作を意図してるためと思われる。代わりに、ブレる危険性が高くなる低速シャッター時には、フラッシュマークが点滅する。
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