アクセサリーが豊富なのもGR DIGITALの魅力。GR DIGITAL IIでも同様に、外部ファインダー「GV-1」、ワイドコンバージョンレンズ「GW-1」が用意されているほか、新たにより小さな外部ファインダーの「GV-2」、35ミリ判換算で40ミリ相当になるテレコンバージョンレンズ「GT-1」も新たに追加。GV-2をつけたままでも収納できるソフトケース「GC-2」もラインアップされている。
ワイコンとテレコンを使えば、21〜40ミリまでをカバーでき、撮影の幅が広がるのは間違いない。付け替えるのが面倒といえば面倒だが、それを補ってあまりある魅力があるのも確か。さらに撮影の楽しみが広がるだろう。
再生機能自体に大きな変化はない。相変わらずの質実剛健ぶりで、12コマ、3コマのサムネール表示のみ。単純なスライドショー再生と斜め補正があるぐらい。ただ、電子水準器で使っている加速度センサーを応用し、再生時にカメラを縦にすると画像が回転する機構が搭載された。縦位置で撮影した画像は、自動的に縦に回転して再生されるが、カメラを縦向きにすると画像も回転し、縦位置で撮影した画像を大きく見られて便利だ。
GR DIGITAL IIの撮影機能は普通のコンパクトデジカメでは省かれてしまうような、写真撮影を楽しくするようなものをふんだんに取り入れている。先代では5回にわたる機能拡張ファームウェアが提供され、新機能が15種類も追加されたので、GR DIGITAL IIも同様の機能向上が期待される。コンパクトデジカメでも「撮影」を楽しみたいという人にお勧めしたいカメラだ。
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