では三脚を捨て、手持ちで気軽に撮ってみよう。
手持ちだと手ブレする。でも多少はOK。どのくらいOKなのか。試しに派手にブレてみよう。シャッタースピード0.8秒で思いきりカメラが上下にブレるとこんな風になる。
背景はおもいきりブレてるけど、人はあまりブレてない。よく見るとブレてるんだけど、あまり気にならない。それはフラッシュのおかげ。フラッシュは「ほんの一瞬だけ」光るので、フラッシュが当たる瞬間だけはブレずに写っているのだ。ブレてるのはフラッシュが光ってないときのカメラのブレなのである。
背景はそれ自身の光で撮っているので手ブレがそのまま現れるが、彼女はフラッシュの光をメインに撮っているのでブレが目立たないのである。
「カレッタ汐留」のイルミネーションイベント「Blue Ocean」は中央に白い「CORAL TREE」があり、中央にある「あこや貝」を摸した球体に触れるとイルミネーションの色が変化する。これは触ってみなければ。
ツリー前に到着。ツリーが大きいのでちょっと下から。
中には白い貝殻の中に輝く真珠が。という感じになってるのだ。
この辺は全部手持ち。シャッタースピードは1/25秒。手ブレ補正付のカメラやレンズで広角〜標準くらいの画角なら手ブレしないで撮れるシャッタースピードだ。
夜景の手持ち撮影は手ブレぎりぎりのシャッタースピードになるのは避けられないので、この辺はチェックを怠らないこと。そして何枚か撮っておくこと。
ではいよいよ触ってみる。
……ってちょっと風情にかける。せっかくの夜だし、光っているものを撮るんだし。というわけでフラッシュはオフにするべし。
触れました。真珠部分の光だけで撮ってみた。露出補正はマイナスで、暗い中にぼうっと光るように。
最後に記念撮影。でも、ツリーを入れようとするとどうしても彼女が小さく写ってしまう。そんなときはアップにしてもう1枚。
続いて歩き回りながらいろいろ撮ってみよう。多少は手ブレしてもOKというくらいの気持ちで。フラッシュで多少はごまかせる。
人が多い中、撮りながら歩くなら広角レンズがあるといい。ブレにくいし、近距離でも撮れる。
広角時は真正面よりちょっと角度を付けた方が、親しみや愛きょうのある写真になるのでおすすめ。つまるところ、スローシンクロ発光とISO感度をうまく組み合わせれば、三脚はなくても十分楽しいのだ。
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