Bluetoothで復活したソニー製ストレート端末「C413S」C413Sはストレート派のジョグダイヤルファン待望の端末だ。本体側面のキーロックスイッチも搭載している。
KDDIは5月17日,Bluetoothを搭載したcdmaOne携帯電話「C413S」を6月中旬に発売すると発表した。このところ,折りたたみ型ばかりが目立ったソニー端末だが,C413Sはストレートタイプ。 国内初となるBluetooth内蔵携帯電話を見ていこう。
主な仕様は以下の通り。
液晶は,半透過型STN液晶にauのcdmaOne端末「C404S」「C406S」では反射型液晶を採用していたソニーだが,C413Sは半透過型の256色STN液晶を採用。鮮やかな発色となった。画面ピクセル数は横120×縦160。表示文字数は,10文字×8行表示となっている。 本体は,見た目から受ける印象と異なり,かなり小さい。NTTドコモの「F503i」と並べてみた。厚みはF503iの15ミリに比べると,19ミリとかなり厚いが,大きさは小ぶりだ。「新型スリムレシーバーを搭載することで,マイク部分を小さくし,大画面を搭載しながら大型キーを実現している」と,ソニーのデジタルテレコミュニケーションビジネスセクターキャリア営業部営業課マーケティングマネジャーの中井貴嗣氏は説明する センター部にジョグダイヤルが付く。キー周りの配置はC404SやC406Sと同等 ストレートタイプの復活に伴い,スライド式のキーロックスイッチも再登場。本体右側面に配置されている 本体背面。FM音源16和音の着信メロディ用に,大口径のスピーカーが装備された Bluetooth機能は少々分かりにくい?内蔵初代機だけあって,Bluetoothを利用するのは“簡単”とはいい難い。Bluetooth関連の機能は,メニュートップの「Bluetoothメニュー」から利用する。 C413S同士でデータ交換を行うには,片方が「オブジェクトクライアント」,もう一方が「オブジェクトサーバー」を選択する その後,互いの端末が発見されたら,「アドレス帳送信」「プロフィール交換」「スケジュール送信」「タスク送信」などが可能。アドレスやスケジュールは「vCard」「vCalendar」に対応している Bluetooth対応のゲームもC413Sは内蔵している。ナムコが開発した「ミラクルラバーズ」「スターアドベンチャー2001」のうち,「相性占い」「運命の人探し」「ともだちレーダー」はBluetoothに対応し,C413S同士で楽しむことができる。
データの交換やゲームなども充実しているC413Sだが,C413S同士でないと楽しめないのが辛い。KDDIも,現在Bluetooth搭載携帯電話の第2弾の計画はないという。「接続対象となる製品の広がり,ユーザーニーズを考えて,今後のラインナップの拡大を考えている」(KDDIのau商品企画部端末企画グループリーダーである増田和彦氏) 「直近で30万台程度売りたい」(増田氏)と,KDDIはC413Sのセールスに意欲的だが,C413Sを持ったユーザー同士が出会うのはなかなか大変そう。 Bluetoothのメイン機能は,PCと接続してのダイヤルアップだと考えたほうがいいかもしれない。 基本機能はC406Sベース携帯電話のアプリケーションなどの基本機能は,折りたたみ型のC406Sとほぼ同等。着信音量を,アラームやメールなどで別個に設定できない点も変わっていない。POBoxも搭載されている(2月1日の記事参照)。 POBoxには実は2つのバージョンがあり,C406SとNTTドコモの「SO503i」に搭載されているPOBoxは微妙に仕様が違う。C413Sに搭載されているのはC406Sと同等のものだ。SO503iのPOBoxが“使い込むとだんだん重くなる”と不満を感じている人には朗報だろう。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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