Bluetooth内蔵携帯電話,遂にauより登場KDDIはソニー製のBluetooth搭載携帯電話「C413S」を発表した。ソニー製ノートPC4製品に対応する。
KDDIおよびauグループは5月17日,Bluetoothを内蔵したcdmaOne携帯電話「C413S」を発表した。ソニー製となるC413Sの特徴は,Bluetoothのほかジョグダイヤル,予測変換機能「POBox」など。6月中旬から発売される予定だ。 ソニー製端末としては,C413Sは久々のストレートタイプだ。ソニーのデジタルテレコミュニケーションビジネスセクターキャリア営業部営業課マーケティングマネジャーの中井貴嗣氏は「ビジネスユースでストレートタイプを望む人も多く,“Bluetoothの市場は,まずはビジネスユース”から」だという(C413Sの詳細はこちら)。 国内初,Bluetooth内蔵携帯電話にBluetoothが内蔵されるのは国内初。Bluetoothはモバイル端末に特化した近距離無線通信規格で,通信距離は約10メートル。携帯電話やPC,PDAなどをつなげて簡易ネットワークを構築できる。 Bluetoothは本来さまざまな機器との接続を想定している規格だが,C413Sは「PCとC413S」「C413S同士」での接続に対応している。Bluetoothの機能を規定するプロファイル(用語)も,13個あるうちの基本的な5つに限られ,Bluetooth対応ヘッドセットで会話を行うことなどはできない。 「新しいプロファイルも検討しているが,この機種に関しては,これ以上のものは予定していない」(KDDIのau商品企画部端末企画グループリーダーである増田和彦氏) Bluetooth対応機器と接続して利用できる主な機能は以下のとおりだ。
C413Sは,64Kbpsのパケット通信「PacketOne64」に対応しており,Bluetooth対応のノートPCと接続すれば,ノートPCは「ケーブルを接続することなく」最大約50Kbpsの速度でインターネットにダイヤルアップできる。 2.4GHzの電波を使うため,C413SとノートPCを接続する必要もなく,向き合わせる必要もない。たとえ携帯電話が服のポケットや鞄の中に入っていても,通信可能だという。 互換性には疑問もただし,現在C413Sと接続が保証されているのはソニーのノートPC4機種のみだ。ソニーはノートPCのほかにも,「CLIE用Bluetoothアダプタ」やメモリースティック型のBluetoothアダプタ「インフォスティック」などを開発中だという。 「(ほかのメーカーのBluetooth製品とも)基本的にはつながると認識しているが,接続試験中」(増田氏)
*バイオノートSR PCG-SR9M/K,バイオC1 PCG-C1VSX/Kに関しては5月17日の記事参照 C413Sに搭載されたBluetoothのバージョンは,1.0b+CE。連続通信時間は140分だという。 関連記事 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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