ezmovieは本当に「オモシロイほう」なのか?──C5001Tを検証(2/2)
アイドルの動画にも感動!もちろんガンダムばかりがezmovieではない。そのほかにもさまざまなコンテンツが用意されている。次はグラビアアイドルのムービーを試してみた。アクセスしてみたのは「I-ONE the MOVIE」。DVDからのダイジェストムービーなどが掲載されている。このサイトは,松岡由樹といった通好みのアイドルも扱っているところがポイント。
DVDで同じ動画が見られる場合でも,動画を持ち歩けるメリットは大きいはずだ こちらはもとが実写のためか,多少画質に不満を感じた。しかし静止画の待ち受け画面だけでは満足できないファンなら,動くアイドルを持ち歩けるというメリットは大きい。そのアイドルのDVDの購入を検討しているならば,気軽にダウンロードして参考にするのもいい。 なおこのムービーは,サイズが211Kバイトと大きめの動画となっていた。再生時間は20秒ほどである。NTTドコモのiモーションがファイルサイズ100Kバイトまで,再生時間は15秒程度なので,サイズと長さにおいてはiモーションを軽く凌駕している。 ezmovieの動画は128×96ピクセル(SubQCIF)と176×144ドット(QCIF)の2種類のサイズが存在する。この松岡由樹のムービーは176×144ピクセルのもののようだ。データフォルダから再生する際は「全画面表示」というオプションで再生すれば,フレーム表示なしでじっくり楽しめる。
全画面表示では,上下のフレームがカットされ,動画をじっくり楽しむことができる。とはいっても数十秒なのだが…… アニメ,アイドルのほかにも,スポーツやお笑いなどのジャンルもあり,どんな趣味のユーザーでも楽しめる動画コンテンツが見つかりそうだ。
データフォルダがすぐにいっぱいに……ダウンロードして保存した動画ファイルは,待ち受けや着メロ,アプリなどと同様にデータフォルダに格納される。C5001Tのデータフォルダは800Kバイトと大容量なのだが,動画ファイルは1本100Kバイト以上のものがほとんどなので,すぐにいっぱいになってしまう。 そのためダウンロードしたものは順次消しながら,次のものをダウンロードするしかない。ezplusのアプリや,着メロ,画像なども保存しておくことを考えると,本当に気に入っている3〜4本程度しか常時保存しておけない。今後の端末では,容量がアップするなり,SDカードやメモリースティックなどのカードメモリに保存できるようになれば非常にありがたいのだが……。
オプションや時間制で複雑化した料金体系動画のダウンロードを繰り返していると,パケット代が気になってくる。ezmovieを楽しむのには,いったいいくらかかるのだろうか? まず月額基本料を見てみよう。ezmovieを楽しむのには新設された月額300円のezwebmultiコースの契約が必要だ。
これだけで基本的にezmovieを視聴できるが,動画ファイルのダウンロード速度を考えると,64Kbpsの高速通信が可能となるPacketOne64オプションを追加しておきたい。PacketOne64は月額600円と高額だが,ezwebmultiと組み合わせると200円引きで利用できる。つまりezwebmulti+PacketOne64で700円となる。ただし現在は無料お試し期間中となっており,3月末まではPacketOne64サービスは無料で使用できる。 ezwebmultiは「お得タイム」というものが設定されており,1:00〜17:00の間は100パケットまでの部分は0.2円/パケット,100パケットを超えた部分は0.1円/パケットとなる。そのほかの時間帯(17:00〜1:00)は従来通りの0.27円パケットだ。
ezmovieの1本当たりの値段は,120Kバイトのもので標準タイムには253円,お得タイムには104円となる。お得タイムなら,「ezmovie1本の値段は缶ジュース1本分」との公約を見事果たしている(10月2日の記事参照)。 もちろんこれだけのパケット代でもezmovieを使いまくっていれば莫大な金額となる。とことんezmovieを楽しみたいのならば,PacketOneミドルパックなどのオプションを契約しておきたい。
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