カタログには載っていない“カメラ付きGPSケータイ”「A3012CA」情報

一斉発売される「CDMA2000 1x」端末の中でも,最も注目される端末は,カメラ付きの「A3012CA」。カシオが投入する初の折りたたみ端末をチェックしていこう。

【国内記事】 2002年4月1日更新

 KDDIが4月から投入するCDMA2000 1x端末。これまでの“C”に代わり“A”の型名を持った端末群だ。A3000シリーズは,通信速度が高速なほかGPS機能,ezplus(Java)機能も備え,動画再生ができないことを除けば,最上位機種となっている(3月29日の記事参照)。

 その中でも,特に異彩を放っているのは,au初のカメラ内蔵型となる「A3012CA」だ。

 カシオ計算機製の新端末,A3012CAを外見とソフトウェアを中心にチェックしていこう(基本スペックについてはこちらを参照)。

“タフネスケータイ”の流れをくむボディ

 A3012CAはカシオ初となる折りたたみ型。これまで「G-SHOCK」ライクなデザインの耐水・対衝撃性携帯「C409CA」「C452CA」(2001年5月の記事参照)の印象が強かった同社だが,今回はフル装備の折りたたみ型を投入してきた。


極めてシンプルな外観。タフな印象の強かったカシオ製端末だが,がらりと印象を変えてきた


液晶背面もカメラが付いていることを除けば,ごく普通の折りたたみ型だ。側面には「メモ」と「マナー」の2つのボタンが付いている。アンテナは2段階に伸びるタイプ


スピーカーは背面に備える。“音量が小さい”という声もあったカシオ製端末だが,A3012CAの音量は十分だ。40和音の着信メロディにも対応している

 外見はシンプルでこれといった特徴がないが,実際に触れてみると“頑強さ”を感じる。ヒンジの部分もしっかりした作りで,開く・閉じるたびに「ガチャ」と音を立てる。液晶部をねじってみても揺らぐこともなく,作りの良さにはタフネスケータイの流れをくんでいる印象だ。

 ダイヤルボタンにもその印象が強い。十分なストロークとしっかりとしたクリック感を持っており,操作に不安がない。


背面液晶は,白・青・橙・紫に点灯。側面のボタンを押すことで,Eメールや着信をチェックできる。表示の向きを変えることもできる。6つの画面はそれぞれ以下の状態を示す

通常表示着信中
特定のユーザー(アドレス帳で設定)からの着信着信中は電話番号とアドレス帳登録名が順に表示される
メールが着信している場合の表示着信があった場合の表示

 着信時に背面液晶でだれからの着信か確認したら,側面のメモボタンを押すことで,伝言メモを起動することもできる。

 面白いのは「リマインダ機能」。これを設定すると,新着のEメール,Cメール,不在着信,伝言メモがある場合,約2分ごとにLEDランプとリマインダ音,バイブレータで知らせてくれる。“電話が来ていたのに気づいていなかった”ということは,これでなくなるだろう。

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[斎藤健二,ITmedia]

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