ドイツでiモードは売れていない?──「n21i」を現地調査(3/4)
店内はまさにiモード一色。実機が4台展示され,お客さんもみな珍しそうに触っていた。昨日のシステムトラブルは既に復旧したようで,ここでようやく念願のiモード接続を行うことができた。画面の切り替わりは,体感速度で日本とほぼ同様だ。 ドイツのiモードは,パケット網にGPRS(2001年3月の記事参照)を使っているので,通信速度は最大115kbpsがサポートされている可能性があるが,こうしたシステム周りについては現地で確認することはできなかった。
iモードメニューは至ってシンプルで,一番上にある「i-magazine」にスポーツや天気,株価情報,ショッピング,グルメといったあらゆるジャンルのコンテンツが集められている。i-magazineを選ぶと,続いてコンテンツの一覧が表示されるが,実は人気ランキングのトップ10が出てくる仕掛けになっている。2位にあるのは,日本でもおなじみ,ヤマハの着メロ配信サービスである。( )の中にある数字は,おそらく前回の順位なのだろう。
さてここで店員に話を聞いてみることにした。残念ながらお名前を聞きそびれてしまったのだが,身長が170センチくらいのお姉さんで,お客さんの対応に忙しい中,取材にも気軽に応じてくれた。ドイツの人はみな親切なのだろう。
「iモードの反響はかなりあります。でもここで購入したという人はまだいません。来店される方も興味はあるようで,みなさんひととおり操作はしていくのですが,価格が高いからか買うまでには至らないようです」 どうやらここでも売れていないらしい。では,iモードがドイツで成功するには,どうしたらいいのだろう。あえて,カラーディスプレイや和音をやめて,シンプルな携帯電話にするべきなのだろうか。 [鈴木晴代,江戸川,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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