Javaアプリ事始め 第8回:
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【国内記事】 | 2002年4月26日更新 |
3Dグラフィックスのためには,モデルデータを用意する必要があることを前回説明しました。モデルデータに対していろいろな効果をつけられることも説明しました。今回は,このJavaアプリで使用できるモデルデータの作成方法について解説します。多少時間はかかりますが,その分表示されたときの表現力はほかの方法ではまねできないものができます。
モデルデータは構造が複雑なので,ツールなしでデータを独自に作成することはまず不可能です。モデルデータを作成するには市販の3Dモデリングツールが必要です。現在,Javaアプリで使用するモデルデータを作成できるツールは以下の通りです。
どのツールも,趣味で使用するものとしては価格的に安いとはいえませんが,いずれかを手にいれれば,3Dグラフィックスを思う存分に楽しむことができます。これらのツールでモデルデータを作成し,専用の形式で出力したデータをJavaアプリ用に変換したものをJavaアプリで読み込んで表示します。
ではさっそくモデルデータを作成してみましょう。今回は3DモデリングツールとしてAnimation Master 9.0を使った例をご紹介します。
Javaアプリで使えるモデルデータ作成を支援するツール群は,MascotCapsule Tool Kit for J-PHONEサイトで無償提供されています。公開されているツール,ドキュメントは以下の通りです。
Animation Master 9.0用のエクスポータ |
作成したAnimation MasterのデータをBacデータ(モデルデータ),Traデータ(アクション)に出力するプラグインMbacMtraコンバータ,BacデータとTraデータをMbacデータ,Mtraデータにコンバートするツール |
ビューワ |
BacデータとTraデータを表示して確認するツール,MbacデータとMtraデータを表示して確認するツール |
ポリゴン属性変更ツール |
ポリゴン属性(透過属性など)を変更するツール |
MascotCapsuleマニュアル |
ツール全般のドキュメント |
全ツールはWindows(95/98/2000/NT4.0)上で動作させることが前提となっています。MascotCapsuleマニュアルには全般的な説明が含まれますので一読をお勧めします。
ダウンロードが完了したら早速インストールしましょう。まずはAnimation Master 9.0本体をインストールします。"C:\Program Files\MASTER9J"にインストールしたことを前提に解説していきます。まずはエクスポータのインストールです。エクスポータのファイルBac5.hxtとTra3.hxtを"C:\Program Files\MASTER9J\hxt"にコピーします。
とりあえずインストールはこれで完了です。そのほかの各種ツールはAnimation Master9.0とは独立して動作させるので,特にインストールという作業は必要なく,圧縮ファイルを展開して任意のディレクトリに配置しておきます。
データ作成の手順は以下の通りです。
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