Mobile:NEWS 2002年5月21日 06:50 PM 更新

ツーカー、100曲保存可能なfunstyle対応「TK21」を披露

ツーカーグループは、funstyle対応の新端末「TK21」をビジネスシヨウ TOKYO 2002で初披露した。保存可能な楽曲数が従来の20曲から100曲に拡張され、着信音への設定も可能になった

 ツーカーは、64和音の音色の音楽を楽しめるfunstyleに対応した京セラ製新端末「TK21」をビジネスシヨウ TOKYO 2002の同社ブースにて初披露した。夏ごろの発売を予定しているという。


初披露となった「TK21」


「TK11」(右)と比較するとおとなしめのデザインになった


新しいTK12(左)はツインスピーカーを搭載している

新たにCCDカメラを搭載

 TK21には、11万画素、4倍ズーム対応のCCDカメラが新たに搭載された。120×132ピクセルの画像を撮影でき、撮影した画像には、エフェクト、フレーム合成、文字入力、ピクチャスタンプ、明るさ調整といった加工を行える。エフェクトは「セピア」「モノクロ」「浮彫り」「モザイク」「スタンプ処理」「ネガアート」の6種類が用意される。撮影した画像はメールに貼付して送信可能だ。

 画像の保存形式は「PNG 256色」「PNG 6万5536色」「JPG 6万5536色」の3通りから選択可能で、シャッター音は5種類から選べる。

ボタン1つで音楽にアクセス

 funstyle対応機ということもあり、音楽再生回りの機能も強化された。音源チップは64和音ながら前機種の8ビットから16ビットに変更され、より高音質な再生を行えるようになった。また、ダウンロード可能な楽曲数も20曲から100曲になり、メモリ容量を気にすることなく音楽をダウンロードできるようになった。「音楽を保存するメモリは従来機種の2倍強に増やしている」(ツーカーセルラー東京 グループ企画統括部 アプリケーション企画グループ 尾嵜直樹氏)

 またTK21では、ダウンロードした楽曲を、着信音に設定することが可能になった。音の長さの設定も行える。「メモリ容量が増えたことと、内部的な機能の強化によって実現した」(尾嵜氏)

 ほかにも音楽再生機能への素早いアクセスを可能にするための独立したボタンが新たに用意された。「従来機種ではメモボタンの長押しで音楽関連のメニューにアクセスするようになっていたが、より簡単にアクセスできるよう独立したボタンを用意した」(尾嵜氏)


左下に音楽機能にアクセスするためのボタンが用意される。音楽関連のメニューもアイコン化された


ヘッドホンはボディカラーに合った色が用意される予定


内蔵される着信メロディ

 付属のヘッドホンの仕様は従来通りだが、新しい端末に合わせた色に変更されるという。デモではブラックとシルバーが展示されていたが、最終的にどの色を用意するかは調整中とのことだ。

幅広い年代層に合わせたシックなデザインに

 前機種は、デザインもカラーもポップな雰囲気の端末であったが、TK21は大人っぽいデザインに変わっている。この理由について尾嵜氏は、「当初、携帯電話で音楽を聴く層は10代から20代の若年層を想定していたが、フタを開けてみると、10代から40代までと幅広い年代層のユーザーが利用していることが分かった。新しい端末は大人でも抵抗なく使えるようシックな色とデザインにした」

 尾嵜氏によれば、funstyle「TK11」は6万台売れたという。楽曲のダウンロードも「スタート時から有料コンテンツが90万ダウンロードされている」といい、新端末で、さらなるユーザー獲得を目指す。

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[後藤祥子, ITmedia]

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